言葉(1)
- 2018/04/05
- 05:05
英語の常識文化を知らないと、
色々と勘違いが起きる様で、
オーストラリアを含め14カ国を放浪しましたが、
よく指摘を受けたり、
英語の使い方を、間違ったりしました。
例えば、アメリカで、レストランに入ろうとして、
情報を調べて、次の文章を読むと、
This is a restaurant famous for neapolitan.
日本人なら、
「ここのレストランで、
有名なのは、イタリア料理ナポリタン。」
という意味と考え、
トマトケチャップの付いた
スパゲッティを食べると思いますが、
実は、大間違い。
そもそも、
イタリアのナポリには、
アメリカ生まれのトマトケチャップを、
味付けの主役に使用することはまずなく、
ピーマンやハム、タバスコ、ペッパーソースが、
入ることもありません。
日本のトマトケチャップ炒めスパゲッティは、
イタリアのナポリには、存在しないのです。
スパゲッティの「ナポリタン」という言葉は、
1920年代に横浜ホテルニューグランドで、
和製英語として考えられたので、欧米では通じません。
ちなみに、
梅毒は、その昔、ナポリで大流行したため、
フランス人は、「ナポリ病」と呼ぶそうです。
ちなみに、イタリア人は、
対抗して、「フランス病」と呼ぶそうです。
ちなみに、アメリカで、
「ナポリタン・アイスクリーム」と言えば、
アイスクリームの発祥地は、イタリアですが、
その国旗が3色なので、イタリアの有名都市「ナポリ」から、
ストロベリー・チョコレート・バニラの
3色のアイスクリームを組み合わせたアイスの事を言いますが、
「血・大便・精液」の色に似ていて、
色合いが悪いことから、
汚物、不潔、マズイという意味合いのスラング(俗語)として、
あるいは、梅毒という意味でも、
「ナポリタン」という言葉が用いられているそうです。
だから、
This is a restaurant famous for neapolitan.
の本当の意味は、
「ここは、不潔で有名な店。」という意味だそうです。
知らないと、危ないです。
ちなみに、トマトケチャップの原材料の、
トマト(tomato)の発音は、
アメリカでは、「トメィト」ですが、
オーストラリアでは、「トマト」という発音でした。
発音でも勘違いしてたことがあります。
ホテルでの最高級の部屋の事を、
日本では、
「スイートルーム」と言うので、
新婚旅行などで奮発して豪華にするという事や、
楽しい家庭や新婚家庭や愛しい家庭を「Sweet Home」と言うので、
そこから来た
「甘い部屋Sweet Room」という意味だと思っていましたが、
本当は、
単に「suite」と言うそうで、
2部屋以上ある客室の「特別室」を意味し、
別に、roomを付ける必要性は無く、
「スイートルーム」と言うと、
和製英語となるそうです。(続く)