『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(5)
- 2010/10/05
- 05:05
逃げちゃダメと言っているように思え、
思い切って、「BIG ISSUE」の販売本部に行きました。
「BIG ISSUE」の販売本部で説明すると、
誤解は解けましたが、
呼び出しを無視し、逃げていたので、
罰として、数週間販売する時間を制限するというものでした。
『James Bowen』は、
販売資格を取り上げられると思っていたので、
安心したそうです。
ちなみに、
「BIG ISSUE」は、
割り当てられた場所で、
IDカードを提示しながら販売し、
販売する場所の掃除をするそうです。
「BIG ISSUE」は、
有限会社で、街角での募金活動などは、
行わないそうです。
だから、
ホームレスの人が、
「BIG ISSUE」のIDカードを提示してる時は、
「BIG ISSUE」販売に専念するので、
お金の寄付は、受け付けないそうです。
最初、「BIG ISSUE」を日本で行う前、
日本では、100%失敗すると言われていました。
何故なら、
若者の活字離れ、雑誌の路上販売文化が、日本には無い、
優れたフリーペーパーが多く有料では買ってもらえない、
ホームレスの人からは買わない、というのが理由でした。
しかし、創刊から14年弱、2017年までに、
累計773万冊を売り、
ホームレスの人に、
約11億5千万円の収入を提供したそうです。
そして、『James Bowen』は、今度は、完全に薬物依存から、
立ち直る決心を固めたそうです。
薬物依存から、抜けだす事は、
苦しかったのですが、
そんな時は、『Bob』を見て耐えたそうです。

そして、とうとう、薬物依存から、
抜け出す事に成功しました。
そして、『James Bowen』は、
「麻薬から足を洗えるようになりなったのは、
『Bob』のおかげさ。
『Bob』が僕の助けを必要としていたから。
僕は自分の体を薬漬けにしている暇がなかったんだ。
僕は毎日『Bob』のために朝起きている。
正しい道を彼が示してくれたんだ。」と
当時の事を振り返りました。
そして、誤解が解け、
禁止されていた路上ライブの許可が出ました。(続く)
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