光る動物(27)(カイコ)-カイコを始めた黄帝の話(20)-蜚廉から風伯へ(12)
- 2017/12/12
- 08:46
仙界に仙人が多くなり、
窮屈になり、落ち着かなくなってきたので、
宇宙再編成計画の封神計画を考えました。
それは、「上級の仙人」が、高度な仕事をするには、
心に余裕が必要なので、
高級リゾートの様に、
「仙界」を余裕ある空間にするため、
「仙界」と「人間界」の間に「神界」と言う世界を創り、
「下級の仙人」と「人間離れした人間」を、
「神」にして、「神界」に移住させて、
新しい安定した世の中をつくる仕事をさせて、
「上級の仙人」は、
落ち着いた環境で、将来に向けて、
より高度な事をするという計画でした。
最高神『元始天尊』が、方針を決定し、
それを具体化する方法を考えるのが、
秘書的存在の崑崙12大仙でした。
崑崙12大仙は、
新しい「神」をどうするかを話し合った結果、
『神界』を形成する、
1年365位の新しい「神」を創り出すため、
『三浦建太郎』先生の漫画「ベルセルク」に出てくる
「鷹の団」団長『グリフィス 』が、
「真紅のベヘリット(覇王の卵)」から、
ゴッドハンド『フェムト』に転生したように、
仙人や優秀な人々の魂を神にする
「封神」の儀式が、必要という事になりました。
「人間界」の実務者として、
『呂尚(太公望)』が、選ばれました。
『呂尚(太公望)』は、
「封神」の儀式を行うため、
多くの魂を集める必要性があり、
そのため、大規模な戦乱が必要だと考えて、
その方法を考えながら、糸を垂らしていました。
『姫昌』の治める「周」の周辺には、
異民族が多く割拠しいて、
度々「周」に侵攻している事を聞き、
『呂尚(太公望)』は、
『姫昌』が、きな臭いという事を感じ取りました。
そして、
『呂尚(太公望)』は、糸を垂らしながら、
「使命を達成するために必要な物、
すなわち、戦乱の世を、ひき起こす物が、
釣れる。」と、糸に呪文をかけていて、
「周」の『姫昌』に、出会ったという事は、
天が、徳を失った「殷」に見切りをつけ、
新しく天下を治めるのは「周」なので、
その手助けをしろという啓示だと考え、
戦乱を引き起こし、魂を沢山得る為、
軍師として仕える事にしました。(続く)
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