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10月13日は獣医さんの日-大丈夫か?日本の政治家(5)

学や学部、大学院の設置などは、認可をすれば、
その後に、私学助成金等で、
公的資金を投入することになり、
国に財政上の負担を生じさせます。

しかも、
獣医学部のような国家資格の取得に関わる学部の設置は、
将来の資格取得者や就業者の増加に直結し、
資格を取得しても職に就くことができない人を、
大量に発生すれば社会問題になります。

実際、法科大学院定員割れ問題と言うのがあります。

法科大学院の設置は制限していたのですが、
国は、流れで、
申請通り70校全てを認めてしまったそうですが、

結果、優秀な教員が不足し、
満足な授業が行われず、

結果、法曹資格を得ることが出来ない、

あるいは、資格を取っても仕事にありつけないという状態になり、

優秀な学生が集まらなかった法科大学院の合格率は、
年によっては、合格者が、0人という所もあり、

その結果、
当然、学生は、
合格実績が低いところに入学しようとは思わず、
定員割れが相次いで、

半数近くの法科大学院が募集停止に追い込まれ、
法科大学院の半分近くが倒産するという、
異常事態となりました。

そして、
法科大学院の入学者数も右肩下がりが止まらず、
司法試験合格者数の少なさ、
合格率の低さが目立つようになり、
質の低下が問題となっています。

そして、多くの人達の人生設計を狂わせました。

結果、
法科大学院をつくるための施設費、
人件費などで使われた膨大な多額の税金が、
使われましたが、無駄になりました。

そして、司法試験が、まだ空回りしています。

学生は、
法科大学院に対して魅力を感じなくなり、
優れた人が、
法曹三者(弁護士・検察官・裁判官)からいなくなり、
まともな裁判ができなくなってきています。

大丈夫か?

当然ですが、この事に関しては、
国は反省していないし、誰も責任を取っていません。

ゆとり教育で生まれた優れた裁判官と言えば、
柔道整復師の養成学校問題が思い出されます。

元々、柔道整復師の養成学校は、
新規設立に制限をかけていたので、
全国に14校しかありませんでした。

ところが、
学校をつくりたいという所が、
制限するのはおかしいと裁判が起きました。

その結果、
将来を見通す事が、全く出来なかった

優秀な裁判官が、

制限をかけることは良くないと判決を出しました。

その結果、養成学校は、
一気に100校以上にまで増加しました。

柔道整復師の養成カリキュラムを検討している
国際医療福祉大教授『北村聖』は、

優秀な裁判官によって、
柔整の養成学校が急増した事に関して、

「柔整の養成学校が急増すると、

養成学校の教員が不足し、

一度も現場に立ったことがない
柔道整復師でも、
教員として招かれるようになり、
また、医師や大学教員などが教えるべき科目を、
柔整師や理学療法士、大学院生らが教えてしまい、

結果として、
十分な教育、
特に現場で必要な実技が教えられないまま、
国家試験に受かることを主目的とした養成学校が増加し
質が低下する。」と指摘し、

その通りになったそうです。

柔道整復師の資格取得は、
養成施設の急増により、
以前は、毎年で約千人程であったのが、
約7千人が卒業し、その中で、
約5千人が、開業を目指すという結果になったそうです。

そして、養成施設の乱立により、
「柔道整復師の過剰となり、
それに伴う教育内容の低下や就職困難、
接骨院・整骨院の乱立による経営の悪化が、
現実のものとなったそうです。

卒業後就職した整骨院で、
保険請求を先輩柔道整復師から教わるのですが、
その過程で不正請求の方法を覚えて、
正しい方法で請求しているつもりでも、
実は間違っているたり、

高い理想を掲げて整骨院を開設した人でも、
供給過多から経営難となり、
いざお金が無くなると不正に手を染めてしまう事もあるそうです。

だから、
国家資格取得を目的とする学校の設置の認可、
規制の打破というのは、

将来の見通しが甘い、
あるいは、見通しが出来ない人が考えては、
いけないという事です。

法科大学院、
柔道整復師の養成学校にダメージを与えてから、
今度は、獣医大学が狙われています。

ソ連とモンゴル連合と日本の間で起きた、
国境紛争のノモンハン事件と言うのがありますが、

陸上戦では負けましたが、
戦闘機の格闘戦で勝ち、制空権を握り、

痛み分けで外交問題で解決を出来る状態になった時、

自分の力を過信した関東軍が、
勝手に軍を進め、

前回の戦いから学んだソ連軍が、

戦闘機の格闘戦を避け、
一撃離脱作戦に切り替えたので、制空権も失い、

次第に物量の差で、

最終的に、日本が惨敗したというのがありますが、

そこで、格闘戦の限界、戦車線の重要性、
物量戦の恐ろしさなどを経験したはずなのに、

日本は、反省や学習をせず、

太平洋戦争で、
ノモンハン事件と同じ『辻政信』の指揮の元、

同じ過ちを犯し、
惨敗した事を思い出します。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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