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10月13日は獣医さんの日-大丈夫か?日本の政治家(3)

2015年の獣医大学の世界ランキングは、
当然、1位2位は、アメリカ、そして3位イギリス、
それ以下は欧米の大学が続き、
やっと、41位にアジア圏の韓国が、出てきますが、
肝心の日本は、ランク圏外の50位以下だそうです。

欧米並みに教育を受けるには、獣医学の専任教員が、
学生40人に対して、最低要数とされている70人ですが、
日本の獣医大学は、当然、それ以下となっています。

実際に、欧米では、1つの大学で、
獣医学の専任教員が、
100人以上いる事が多いのですが、

日本の1つの大学で、
獣医学の専任教員は、
24-58人で、平均39人です。

獣医師は、
感染症が起きた際の危機管理、
食品の安全、動物治療など、
幅広い領域でより専門的な知識が、
求められるようになっているのに、

教員数が少ないので、

1人の教員が専門外の分野まで教える事になり、
内容がどうしても浅くなります。

特に、日本で手薄とされるのが、
動物を実際に取り扱ったり、
治療したりする臨床の分野だそうです。

日本の獣医師会の教育担当者は、

「次の世代を指導できる獣医師を、
育てなければならない。

しかし、
そうした専門医教育は、残念だが欧米、
特にアメリカに頼るしかない。」と話をしています。

実際、日本の獣医師で、
大学教授や開業医などで、
トップクラスの仕事をしているのは、
欧米帰りの獣医師が多く、

その体験談を読むと、

日本の獣医大学の教育環境は、
欧米に比べてレベルが低く、遅れていて、
全然違うので、衝撃を受けたと、
ほとんどの人が書いています。

最新の文献は、英語で発表され、
英語の本も、全てが翻訳されず、

また、翻訳に時間がかかるので、
日本語版が出た時には、数年遅れるので、

日本が遅れているのは、仕方ないのかもしれません。

日本は欧米に追い付くため、
濃度の濃い授業をするために、

増やすどころか、

むしろ、2ー3つの獣医大学を1つに統合して、

統合した大学に、
教員を集める方向に行っていたのです。

しかし、
獣医大学の入試の平均倍率は国公立で約10倍、
私立では約20倍という人気学科なので、
獣医学部を手放したくない大学や
地元自治体などの反発で、
再編は進まず、現状維持となっていました。

ちなみに、
子供の頃からイギリスに住んでいた
帰国子女の後輩獣医がいますが、
イギリスで獣医学を学べる大学は、7校しかなく、

イギリスで、獣医大学に入学するのが、半端なく難しいので、

イギリスにいる親兄弟から離れて、

日本の祖母の所に単身で来て、
日本の高校生に入学して、

日本語を再度勉強して、日本の獣医大学を受け、
獣医になり、動物病院で勤務して、結婚もして、

日本に落ち着くのかと思いましたが、
やはり、
親や兄弟のいるイギリスに帰ると言いました。

イギリスでは、日本の獣医免許が通じないので、
資格試験を受けないと駄目で、

イギリスの獣医の資格試験を2回落第したら、
永久に試験を受けられないと言いました。

だから自分は、イギリスで2回落ちたら、
アメリカなどの欧米各国で受けたらと
冗談を言っていました。

そして、
イギリスの動物病院で、看護師として働きながら、
勉強した結果、
現在、イギリスで獣医として頑張っているそうです。

ちなみに、
アメリカでも、獣医大学に入るのは、
かなり競争が激しく難しいそうです。

アメリカでは一般の大学を卒業してから、
獣医科大学に入学し、
4年間の濃厚な獣医学教育を受けるそうです。

ちなみに、
日本と欧米の獣医学事情を考えると、

欧米では、獣医の社会的地位が、かなり高く、
収入もかなり良いので、
欧米人獣医は、わざわざ、日本では働かないそうです。

だから、
自由民主党所属の
『山本幸三』衆議院議員が、
「日本の獣医学部の質は、良くない。」と
獣医師を馬鹿にしていましたが、
欧米の政治家では、
そのような発言をする事は無いです。

ちなみに、欧米では、
動物病院での犬猫のワクチンは、
看護師が接種する事もあり、
獣医師が出てきて診察すると、
それだけで、5千-1万円以上するそうです。

診察料も高く、日本の約10倍以上だそうです。

集中治療となると、3日くらいで、
約30万円はかかるそうです。

それは、欧米では、高額ではなく、
一般的な金額だそうです。

でも、
日本では、そんな高額請求は、あり得ない。
特に、自分の動物病院では…。

だから、動物病院の獣医の給与も、
日本とは桁違いだそうです。

自分もオーストラリアやニュージーランドに行った時、
獣医と分かると、相手の態度がものすごく良くなりました。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

短期間ですが、
オーストラリアなど
海外の複数の動物園や水族館で、
研修した事があります。
詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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