光る動物(14)(カイコ)-カイコを始めた黄帝の話(7)
- 2017/10/02
- 05:05
『炎帝』の兵士たちに、
見えるように、軍事訓練を行い始めました。
その後も軍事訓練は、3年間続きました。
その間、
戦闘力が増強している所を、
見せつけたので、
『炎帝』は、自軍の兵士たちが、
敵の軍事力を見て、
士気が低下するのを防ぐため、
障壁を作り、
敵の軍事訓練を見れないようにし、
防御を固めて、状況を見守りました。
しかし、実は、『軒轅(黄帝)』が、
軍事訓練を見せつけていたのは、
士気の低下を起こす事が目的ではなく、
『炎帝』軍の背面に向けて、
ばれないように秘かにトンネルを掘っていたので、
『炎帝』軍の気をそらすために、
軍事訓練をしていたのでした。
そして、『炎帝』の本陣の後ろから、
突然、『軒轅(黄帝)』の兵士たちが出てきて、
『炎帝』を生け捕りにすることに成功しました。
しかし、『炎帝』は、間もなく力が尽きて、
別世界へと旅立ちました。
その後、『軒轅(黄帝)』と『蚩尤』の力は拮抗し、
15年に渡り戦いが続きました。(続く)
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