光る動物(11)(カイコ)-カイコを始めた黄帝の話(4)
- 2017/09/23
- 05:05
時代が動いている事に気が付かなかったので、
まだ、みんなから尊敬されていると思い、
何をやっても許されると考えていたので、
たびたび周辺諸国を、侵略していました。
『炎帝』の事を尊敬していた時代を知らない
新興勢力の諸侯たちは、たまりかねて、
『軒轅(黄帝)』に助けを求めてきました。
『軒轅(黄帝)』は、
『炎帝』に不満を持つ諸侯たちを吸収して、
一大勢力を築きました。
そして、
旧勢力の『炎帝』と、
新しい勢力の『軒轅(黄帝)』と『蚩尤』の、
3つの大きな集団に収束していきました。
そして、諸侯たちに押される形で、
『軒轅(黄帝)』と『炎帝』の間で戦いが起こりました。
激しい戦いは、3度行われました。
そして、
最終決戦の「阪泉の戦い」が始まりました。
『軒轅(黄帝)』軍には、
熊、ヒグマ、狼、豹、テン、虎、
鷲、鷹、トビ、ヤマドリの合計10の
神獣部隊が参加しました。
ちなみに、
「阪泉の戦い」は、
中国古代史で初めて戦争に神獣が、
参戦した戦いだそうです。
『軒轅(黄帝)』は、
城で、防御態勢を取り、
形勢を見て戦う事にしました。
『炎帝』は、
『軒轅(黄帝)』の防御が整っていない状況を見て、
急いで、火攻めを行いました。
濃い煙が立ち込めて、
城兵たちがパニック状態になりました。(続く)
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