光る動物(5)

GFPを使うことで、
ある瞬間に止まっていた生命情報を、
生きたまま追跡できるようになったのです。

その為、世界中の多くの研究者たちがGFPに夢中になったそうです。

GFPは直接、病気の治療に使われてはいませんが、
発生したがん細胞がどこに転移するのか、
複雑に絡んでいる神経細胞が、
どのような空間的な広がりを持っているかなど、
これまで生命科学者が抱いていた疑問を、
生きた状態のまま解明することを可能にしました。

GFPの発見以前は、たんぱく質を蛍光標識する際、
たんぱく質を一度精製した上で蛍光物質を付け、
蛍光標識したたんぱく質を生きた細胞内に注入するなど、
煩雑な作業が必要だったそうです。

GFPは、他のたんぱく質の遺伝子に融合させ、
細胞内に入れるだけで、
細胞内の好きな場所で蛍光を作り出せるそうです。

そのため、目的の遺伝子が生きた細胞内のどの場所で、
働いているか調べられるようになり、
これによって分子生物学や生命科学などの研究が、
大きく進展するようになったそうです。

そして、『下村脩』博士は、
「緑色蛍光タンパク質 (GFP)の発見と開発」の業績で、
ノーベル賞を受賞したそうです。(続く)
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