光る動物(2)

ムーミン谷では、ニョロニョロ(Hattifnatt)の話をすることは、
上品なことではないとされているそうです。

でも、偶然ニョロニョロの写真が撮影できたので、少し話をします。

nyoro

ニョロニョロは、
夏至祭の前日に蒔かれた
「ニョロニョロの種」から生まれるそうです。
電気をエネルギー源として、
雷などで充電をするそうです。
体は電気を帯びていて、
全身が発光しているそうです。

ニョロニョロは、電気で発光しますが、
今回は、電気で光るのではなく、
光る猫や豚などの違った仕組みで光る動物の
「緑色蛍光タンパク質(GFP)」の話をします。

hikaru 2
「緑色蛍光タンパク質(GFP)」は、
ノーベル賞を受賞した『米ボストン大名誉教授 下村脩』博士が、
発見・分離・精製に成功した物質です。

「緑色蛍光タンパク質(GFP)」は、
オワクラゲが光るために必要なタンパク質だそうです。
hanka

『下村脩』博士は、名古屋大学の研究生時代に、
ウミホタルのルシフェリンを世界で初めて結晶化したそうです。

ルシフェリンは、
ホタル、深海魚、微生物などが起こす生物発光の源です。

その実績をかわれ、アメリカ,プリンストン大学に招かれたそうです。

オワンクラゲの発光についても、
初めはルシフェリンによると考えられていました。

そして、オワンクラゲの発光メカニズムを研究することになり、
ルシフェリンを抽出する作業を開始しました。

アメリカ合衆国のシアトル市北西にある
サンホアン島フライデーハーバーで、
オワンクラゲをひたすら採集し、1日3000匹採取したこともあり、
最終的には85万匹ものオワンクラゲを採取したそうです。

daff

しかしどれほど実験を繰り返しても、
オワンクラゲからルシフェリンを見つけることはできませんでした。

別の発光物質,別のメカニズムがあるのではないか…?そう考え、
更にクラゲを採集して実験を続けました。 

クラゲの傘の発光部分を切り取って押し潰し、絞り液をつくり、

その絞り液のPHを少しずつ替えていくと、
ある程度酸性度が高くなったところで発光が止まる事が分かりました。

しかしこれを流しに捨てると再び,青白く強い発光が起こりました。

これは、流しに残っていた海水中の
カルシウムイオンとの化学反応による発光でした。

そして、
クラゲの発光物質を光らせるためにはカルシウムが必要で、

逆に光らせないで発光物質を精製するには、
カルシウムを除けば良いことに気づき、

発光の仕組みを発見しました。

この時発見された発光物質は、
オワンクラゲ(学名Aequorea)にちなんで、
イクオリン(Aequorin)と命名したそうです。

イクオリンは、
その分子構造中にセレンテラジンと呼ばれる
発光基質を持っていますが、

細胞内のカルシウムイオン濃度が上昇すると
セレンテラジンの構造が変化し発光するそうです。

しかしこれで全てが解決したわけではありませんでした。(続く)
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