寄生虫の野望(2)-コマユバチ(1)

コマユバチは、
世界で5千種以上、日本で3百種以上いて、
全ての種が、ほかの昆虫に寄生する寄生蜂だそうです。

コマユバチのブードゥー・ワスプは、
シャクガの幼虫に、産卵管を刺し、
約80個の卵を産み付けるそうです。

ぶづー

体内で孵化したブードゥー・ワスプの幼虫は、
生きているシャクガの幼虫を少しづつ食べて、

成長して、

ブードゥー・ワスプの幼虫が、
シャクガの幼虫の体内から出て、
蛹になるそうです。

しかし、シャクガの幼虫は、
ある目的があり、生かされているそうです。

ブードゥー・ワスプの蛹は、
無防備状態ですが、

敵が来ると、

シャクガの幼虫の体は、ボロボロで、
ほとんど死んでいる状態ですが、
機敏に反応し激しく追い払うそうです。

さなぎを守る
瀕死状態で、蛹を守る

その状態のシャクガの幼虫を、解剖してみると、
その中には、体外に脱出しなかった何匹かの
ブードゥー・ワスプの幼虫が、
見つかるそうです。

まだ詳しい事は不明ですが、
残ったブードゥー・ワスプの幼虫が、
シャクガの幼虫体内にとどまり、
行動を支配しているのではと言われています。

ちなみに、何故、
シャクガの幼虫にとって、
異物であるブードゥー・ワスプの卵や幼虫を、
免疫で排除できないのか?

それに関しては、
別のコマユバチのカリヤコマユバチで、
研究成果が報告されています。

ちなみに、
ブードゥー・ワスプの名前の由来は、
ゾンビで有名なブードゥー教ですが、
20世紀初頭にハイチを占領したアメリカが、
ブードゥー教のイメージダウンを行うため、
ハリウッド映画などでゾンビを題材にしたので、
ブードゥー教のゾンビが有名になったそうです。

実際の所、
ブードゥー教の「ゾンビ化」とは、
迷惑者や社会のルールを破った者に、
社会的制裁を加えるために、
社会での保護と権利を奪い、
社会的な死者にするという事だそうです。(続く)
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