キツネの話(4)
- 2017/03/15
- 05:05
「野生のキツネ」と比べて、
「セロトニン」が、飛躍的に高くなり、
「アドレナリン」が、格段に低くなっていることが分かりました。

「セロトニン」は、幸せホルモンとも呼ばれ、
安定した精神状態を保つ神経伝達物質です。
ちなみに、
犬猫の不安な状態を改善する時に投与する事もあります。
「アドレナリン」は、攻撃ホルモンとも呼ばれ、
心拍数を上げたり、表皮の血管を収縮し、
興奮状態にさせ、
闘争時などに出てくるそうです。
リーダーを目指している下の階級では、
攻撃性したりされたりで、安心感はないので、
「セロトニン」は低いのですが、
上の支配階級になると、
いつまでも攻撃する必要性がないので、
「セロトニン」が高くなるなり、
攻撃性が低くなるそうです。
「アドレナリン」の低さと「セロトニン」の高さが、
従順さに繋がっているそうです。
また、「アドレナリン」生成遺伝子が、
体色を決めるメラニン色素の生成機序遺伝子と関係しているので、
その影響により、目の色や毛皮の色が、
変わっていったと考えられています。

(続く)