キツネの話(3)
- 2017/03/12
- 05:05
「人間馴化」の兆候を示したそうです。
「エリート」の割合は、
交配10代目で18%、交配20代目で35%、
現在は70-80%と、交配が進むにつれ、
「エリート」の割合が増えていったそうです。
そして、
8-10代目で、毛色の変化が現れました。
特に顔面に白い毛の色の部分が見られたそうです。
そして、耳が垂れたり、
青い目になったりと形態の変化が起きたそうです。

そして、
15-20代目以降、尻尾と足が短くなったそうです。
尻尾と足が短くなる等の体型の変化は、
キツネの「子供」にみられる特徴です。
つまり、「人を恐れないキツネ」とは、
大人になっても「子供の特徴を残した」キツネです。
そして、成熟しても、
人間への警戒心がなく、しっぽを振って人に擦り寄ったり、
人の顔を舐めたりなど性格の変化も見られたそうです。

(続く)