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これは?(13)-海のハエトリグサ?

これは、何?

Lasiognathus dinema

2010年4月20日夜、
メキシコ湾沖合80km、水深1522mで、
海底油田掘削作業中だった
トランスオーシャン社が管理する
石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、
技術的不手際から、
掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、
海底へ伸びる掘削パイプが折れて、
約78万キロリットルもの大量の原油が、
メキシコ湾へ流出し、
被害規模、数百億USドルと言われている事故がありました。

その後、封じ込め作業により油の流出は止まり、
9月に封鎖作業を完了したそうです。

米海洋大気局から、

石油流出事故による
メキシコ湾北部の深海への影響の調査の委託を受け、
世界中の深海魚を調査してきた
ノバサウスイースタン大学の魚類学者、『トレイシー・サットン』氏が、

2010年から、
水深1000m以上の深海に住む生物の調査を行ったそうです。

その調査中の2011年に、
発見された体長12.7cmの新種のアンコウで、
Lasiognathus dinema と命名されました。

『トレイシー・サットン』氏のチームは、
メキシコ湾内で、他にも約50種類の新種を発見したそうです。

「流出事故発生時、
湾内の深海にどんな生物が生息しているか、
十分なデータがありませんでした。

見つけた時、あまりに特徴的だったので、
すぐに新種だと、分かりました。

それどころか、本物の魚には見えず、
悪夢に出てくる物を見ているようでした。」と語っています。

鼻先から伸びる複数の突起物は、歯だそうです。
上顎が、上向きに大きく広がり、
唇はめくれあがって歯が水中に突き出しているそうです。

同じ仲間の
Lasiognathus amphirhamphusも、
上唇がめくれ上がっています。
大西洋の1200m以上の深海に棲息していて、
雌の体長は、約16cmだそうです。



同じ仲間の
Lasiognathus saccostomaも、
上唇がめくれ上がっています。



同じ仲間の
Lasiognathus beebeiも、
上唇がめくれ上がっています。



『サットン』氏は、
「生きている姿を見た者はいないので、
捕食の様子は、知識に基づく推測に過ぎないが、

口の両側面をつなぐ腱がある構造から、
食虫植物のハエトリグサのように、
さかさまにした口を閉じて捕食するのでは?
頭から突き出た突起物は、疑似餌と思われるが、
実際に捕食している所を見たい。」と言っています。


ハエトリグサ

また、『サットン』氏によると、
「Lasiognathus属は、
サンプルは25体しか見つかっていません。
つまり、1体でも見つかることは、
非常にまれなのです。」 との事。

そのため、写真が少ないそうです。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館・動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北・沖縄の
動物病院で勤務しました。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
筆記試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、
時には、歴史の時は、
現地調査までしていたので、

回答欄のスペースでは、不足したので、
裏まで、時には2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、自分だけ白紙が、
2枚配られていました。

先祖が笛が得意だったのと、
子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

知らせてもらえれば、
嬉しいです。

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