昔話(145)-高峰譲吉(14)-アドレナリン(1)

1895年に、『ナポレオン・キブルスキー』によって、
動物の副腎から、
血圧を上げる効果のある物質を抽出しました。

「nadnerczyna」と名付けましたが、
これは、「アドレナリン」以外に、
その他のカテコールアミンも含まれていました。

1900年に、
『高峰譲吉』と助手の『上中啓三』は、
シカゴにある食肉処理場から、
廃棄されるウシの副腎から「アドレナリン」を発見し、
1901年に、『上中啓三』が、
世界で初めて結晶化に成功しました。

これは、世界で初めての、
純粋なホルモン抽出事例だそうです。

アドレナリンは、動物病院では、
現在も、心停止時などの緊急時や
止血剤として、一般的に使用しています。

但し、この頃は、心停止時には、
血管を収縮させて血圧を上げる効果がある
抗利尿ホルモンのバソプレシンを使用することもありますが、

当然、当院にも、
アドレナリンは、在庫があり、
心停止時や止血に使用しています。

ちなみに、『上中啓三』は、
昔話(128)-アルカロイド(17)-ドラッグ(13)で話した、
「日本近代薬学の開祖」の
『長井長義』の弟子だそうです。

ちなみに、『上中啓三』は、
後日、『高峰譲吉』の「 第一三共株式会社」に入社し、
監査役までになったそうです。

そして、1901年、
アドレナリンを発表後、
速やかに米国特許に申請し、
商標登録もしました。(続く)
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