fc2ブログ

記事一覧

高峰譲吉(9)-タカヂアスターゼ(1)

『高峰譲吉』は、命が助かった後、
他の入院患者と雑談していると、
食後の消化不良で困っている人が、
沢山る事を知りました。

日本では、昔から、
「お餅を大根おろしで食べると消化が良い。
大根おろしに医者いらず。」と言われている事が、

日本にいた時から、気になっていて、
時々、何か理由があるのでは?と色々と考える事がありました。

そして、『高峰譲吉』は、
病院で療養しながら、
落ちついて、ゆっくりとした時間が流れる中、
忙しくて忘れていた、
幼い頃、父親に言われた
「沢山の困っている人を救う。」という事を思い出し、
時間もあるので、消化酵素について、本気で考え始めました。

当時、消化剤として、
麦芽由来のジアスターゼが、
デトロイトの医薬品会社
「パーク・デービス(現 ファイザー)」社から、
販売されていました。

しかし、酵素力も弱く不安定でした。

『高峰譲吉』は、退院した後、

「日本人は日本の独自性を発揮すべきだ。」と言って、
麹にこだわり、

1894年、『高峰譲吉』は、
再び、麹を研究し始めました。

そして、
麹菌からデンプンを分解する酵素である
消化酵素剤「ジアスターゼ(アミラーゼ)」を分離、抽出し、
「タカヂアスターゼ(タカ・ジアスターゼ)」と命名し、
特許を申請しました。

ちなみに、「タカヂアスターゼ」の
「タカ」は、高峰の「高」という意味も含んでいると思いますが、
実は、ギリシャ語の「最高」「優秀」という意味だそうです。(続く)
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

ジャンルランキング

ランキング

クリックすると、点が入るらしい

ランキング

カテゴリ

鳥 (4)
魚 (5)

プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

検索フォーム

月別アーカイブ