昔話(140)-高峰譲吉(9)-タカヂアスターゼ(1)

『高峰譲吉』は、命が助かった後、
他の入院患者と雑談していると、
食後の消化不良で困っている人が、
沢山る事を知りました。

日本では、昔から、
「お餅を大根おろしで食べると消化が良い。
大根おろしに医者いらず。」と言われている事が、

日本にいた時から、気になっていて、
時々、何か理由があるのでは?と色々と考える事がありました。

そして、『高峰譲吉』は、
病院で療養しながら、
落ちついて、ゆっくりとした時間が流れる中、
忙しくて忘れていた、
幼い頃、父親に言われた
「沢山の困っている人を救う。」という事を思い出し、
時間もあるので、消化酵素について、本気で考え始めました。

当時、消化剤として、
麦芽由来のジアスターゼが、
デトロイトの医薬品会社
「パーク・デービス(現 ファイザー)」社から、
販売されていました。

しかし、酵素力も弱く不安定でした。

『高峰譲吉』は、退院した後、

「日本人は日本の独自性を発揮すべきだ。」と言って、
麹にこだわり、

1894年、『高峰譲吉』は、
再び、麹を研究し始めました。

そして、
麹菌からデンプンを分解する酵素である
消化酵素剤「ジアスターゼ(アミラーゼ)」を分離、抽出し、
「タカヂアスターゼ(タカ・ジアスターゼ)」と命名し、
特許を申請しました。

ちなみに、「タカヂアスターゼ」の
「タカ」は、高峰の「高」という意味も含んでいると思いますが、
実は、ギリシャ語の「最高」「優秀」という意味だそうです。(続く)
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