昔話(129)-アルカロイド(18)-ドラッグ(14)

1938年にドイツで、「アンフェタミン」より、
数倍の薬効を持つ、「メタンフェタミン」が、
喘息治療の特効薬として、発売されましたが、

向精神薬や咳止めとしての効果は、
一時的なもので、
強力すぎる覚醒作用や
連続使用による依存性の問題が起き、
ドイツでは、1941年には危険薬指定を受けて、
一般人での使用は制限されるようになりました。

しかし、ドイツ軍は、
強力な覚醒効果を見て、

まずは、1939年のポーランド侵攻時に、
戦車などの車両の運転手、操縦手に、
「メタンフェタミン」の錠剤「Pervitin」を、
配布しました。



そして、
長時間の操縦に耐える集中力と
戦意の高揚などの効果が得られ、
戦いを優位に進める事が出来ました。

ちなみに、戦車は、
歩兵の突撃を支援して、
膠着した塹壕線の突破を目的とする、
歩兵支援兵器でした。

しかし、
1917年11月の「カンブレーの戦い」で、
イギリス軍が、主力攻撃をするために、
世界初となる300輌の大規模な戦車の投入を行い、
成功を収めました。

それ以降、
戦争では、陸上戦では、
「戦車」が重要となりました。

「戦車」は、敵に心理的動揺を与え、
記録では「戦車が出た。」と言うのは、
撤退の理由になったそうです。

戦車搭乗員は、大きな騒音、乗り心地の悪さ、
敵と接敵する緊張、主砲の発射音、着弾時の衝撃、
死の恐怖などで、かなりのストレスが、あるのですが、

覚醒剤「メタンフェタミン」を混ぜた
「戦車用チョコレート」を摂取することにより、
ストレスに耐え、勇ましく長時間戦う事が出来ました。


ナチス特製「戦車用チョコレート」

航空機の搭乗員には、
長時間、空の四方八方のあらゆる範囲に注意し、
常に、緊張感があるので、
覚醒剤「メタンフェタミン」を混ぜた
「スツーカ錠剤(パイロットの塩)」も、
航空機の搭乗員に支給しました。(続く)
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