昔話(128)-アルカロイド(17)-ドラッグ(13)

現在、使用されている覚醒剤の主な成分は、
「アンフェタミン」や「メタンフェタミン」ですが、

覚醒剤の開発には、
日本人が関係しています。

1885年に、日本薬学の進展に寄与した
日本の近代薬学の開祖の

薬学者『長井長義』が、

漢方で、呼吸器疾患や痛み止めとして、
使われてきた常緑低木の「マオウ(麻黄)」の
アルカロイドである「エフェドリン」を発見しました。

現在も、気管支拡張剤として市販の風邪薬に、
配合されています。

1887年、ベルリン大学で、
ルーマニアの化学者『ラザル・エデレアーヌ』が、

『長井長義』が、発見した「エフェドリン」から、
「アンフェタミン」を合成しました。

1893年に、『長井長義』が、

「エフェドリン」から、
「メタンフェタミン」を合成する事に成功しました。

そして、1919年、
日本の近代医学の祖『緒方洪庵』の孫で、
薬学者の『緒方章』が、
「メタンフェタミン」をの結晶化に成功しました。

呼吸器疾患などの治療に用いる為に、
「メタンフェタミン」は、開発されたのですが、

後日、
「ヒロポン」、「シャブ」、「スピード」、
「アイス」と呼ばれる覚醒剤として、
利用されるようになりました。

ちなみに、
「メタンフェタミン」と「アンフェタミン」の

2つの覚醒剤を合成した2人共、

ベルリン大学の
『アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ホフマン』教授の
教え子で、

先輩『長井長義』と

後輩『ラザル・エデレアーヌ』の間柄だそうです。

後日、『長井長義』は、「エフェドリン」から覚醒剤開発に、
繋がったので、発見した事を後悔したそうです。(続く)
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