昔話(124)-アルカロイド(13)-ドラッグ(9)

麻薬「LSD」は、
スイスにある「A・Gサンド社(現ノバルティス)」で、
スイス人化学者『アルバート・ホフマン』によって、
合成されました。

当時、「サンド社」は、薬用植物の有効成分を分離し、
有効成分を化学合成する研究計画を始めていました。

『ホフマン』は、
イネ科の植物に寄生する
麦角菌の「アルカロイド」について、
単独で研究していました。

その結果、麦角の「アルカロイド」精製物は、
血管系平滑筋系に、
影響を与えることが、分かりました。

そして、脳血管性頭痛、偏頭痛に対する治療薬の
「エルゴタミン」が開発されました。

そして、子宮の筋肉を収縮させて陣痛を促進したり、
子宮止血剤の「メテルギン」も開発されました。

その後も、
麦角の「アルカロイド」の有効成分を、
化学合成する研究を続けた結果、
1938年、LSDを合成しました。

『ホフマン』は、LSDが、
循環器と呼吸促進の効果が得られると予測しましたが、
動物実験では、
「落ち着かなくなる」程度の効果しか得られなかったので、
研究は中止されました。

ちなみに、虫よりもイヌやネコ、
イヌやネコよりもサルというように、
高等な動物であるほど効果は大きかったそうです。

その後、『ホフマン』は、
突然、「奇妙な予感めいたもの」を感じ、
1943年、再びLSDの研究を再開しました。

そして、(続く)
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