アルカロイド(12)-ドラッグ(8)
- 2016/11/03
- 05:05
「アヘン」は、ケシの「アルカロイド」で、
鎮痛、催眠作用と共に陶酔感が得られます。
「モルヒネ」は、「アヘン」から抽出され、
鎮痛薬として使用されています。
「ヘロイン」は、「モルヒネ」の誘導体で、
作用や依存性はモルヒネを上回り、
その禁断症状も激しいのが特徴です。
「コカイン」は、コカの葉の「アルカロイド」で、
禁断症状が無いとはいわれていますが、
慢性中毒によって幻覚、
妄想などが現れ心身衰弱を起こします。
リゼルグ酸化合物の
「LSD(リゼルグ酸ジエチルアミド)」は、
極めて強力な幻覚剤で、
感覚や感情、記憶、時間が拡張、
変化する体験を引き起こし、
最終的には、
精神障害などを引き起こします。
「LSD」は、
化学合成されて作られますが、
麦角菌やソライロアサガオ、
ハワイアン・ウッドローズ等の
「アルカロイド」からも作ることが出来るそうです。
ちなみに、リゼルグ酸化合物は、
化学合成される以前は、植物から製造され、
世界各国で宗教的儀式などで、シャーマンたちが使用し、
その酩酊作用から神話などの題材になったそうです。
リゼルグ酸化合物を使用した、
ギリシャ神話の
デーメーテールの祭儀については後日…。(続く)
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