昔話(121)-アルカロイド(10)-ドラッグ(6)

1451年にインドのラジャスタン州で生まれ、
牛飼いだった『Guru Jambheshwar
(Shree Guru Jambeshwar Bhagwan)
(Jambho ji)』が、
1485年、34歳の時、悟りを開いて、
ヒンディー教を基本に、
独自に発展させた教義をつくり、
「ビシュノイ」を設立したそうです。

そして、
各地を説法して、行脚したそうです。

その教義に賛同した人々が、集まり、
共同生活をしたそうです。

その人々を、「ビシュノイ」と言うそうです。

現在、
インド北西部に住む「ビシュノイ」の人々は、
その戒律が、部族の名前の由来になる位に、
厳格な「29の戒律」を守っています。

ちなみに、
「ビシュノイ」は、
戒律の29から来ていて、
ヒンディー語で、
29は、「ウンティース」と発音しますが、
20を「ビース(ビシュ)」、
9を「ナォ(ノイ)」と発音し、
それを組み合わせたのが、由来だそうです。

戒律には、神はどこにでもいて、自然と共存するために、
緑の葉の生えた樹木を切ったり、花や葉を摘んだり、
動物の殺生、飲酒、肉食はしないという事と、
樹木や動物を守る事、
青色の衣装を着ない事などが含まれています。

18世紀に、自分たちの住んでいる
ケジャリ村で樹木の伐採に反対し、守ろうとして、
363人の「ビシュノイ」の人たちが、
殉死したそうです。

だから、
「ビシュノイ」の住んでいる所では、
シカやウサギ、ブラックバックも水牛も、
クジャクや他の野生動物たちは、
警戒せずに、共存しています。



また、動物を神聖なものとして大切にし、
動物は、「ビシュノイ」にとって家族の一員だから、
動物たちのために、井戸を掘ったり、
必要とあれば、母乳をあげたりするそうです。

ビシュノイ
母親とはぐれた小鹿に、乳を与えている事は、
「ビシュノイ」では、珍しい事ではなく、自然な事。

1998年10月、「ビシュノイ」の住む地域で、
映画『Hum Saath-Saath Hain』を撮影中だった、



インドの「ボリウッド」映画の、
脚本家で俳優の『サリム・カーン』の息子で、
「ボリウッド」映画で、
一番人気の俳優『サルマン・カーン』たちが、

深夜オープンカーで、ブラックバックを狩猟し、
ジョードプルの宿泊先の厨房に持ち込み、
調理しました。

それを見ていた「ビシュノイ」の人々は、
自分たちの住んでいる所で、
始祖『Jambho ji』の生まれ変わりとして、
崇めていたブラックバックを、殺されたので、
人気俳優『サルマン・カーン』を、告発しました。

そして、銃の不法保持と密猟で、逮捕されました。


逮捕された『サルマン・カーン』と密猟されたブラックバック

そして、
禁固5年が言い渡されましたが、
保釈金を支払い、すぐに保釈され、
そのまま映画に出演し続けています。

ちなみに、『サルマン・カーン』は、
以前に、別の地域の禁猟区で、
シカとガゼルの密猟したとして、
禁固1年の 判決を受けていましたが、
控訴した結果、証拠不十分となり、
解放されています。

酒タバコもやらず、
戒律を厳格に順守する「ビシュノイ」の人々ですが、

インドでも非合法の麻薬「アヘン」は、
戒律では禁止されていないので、
『カド』と言う吸引器で、吸引しているそうです。

但し、
中毒にならないように、
3日に1度位、注意しながら、
吸引するそうです。

以前、インドに行った事がありますが、
混沌とした世界で、
その世界にとらわれて、
現地に同化した日本人にも会いました。

だから、
ツアーなら問題ないのですが、
一人で、生半可な気持ちで、
インドに行くのは、
やめたほうが良いと思います。(続く)
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