昔話(119)-アルカロイド(8)-ドラッグ(4)

南米のアンデス文明では、
紀元前1200年ごろから、
慢性硬膜下血腫や精神病などの治療のため、
頭蓋穿孔術が行われていたそうです。

頭蓋骨を分析した結果、
頭蓋の手術跡の治癒過程の骨もあるので、
術後、平均して数年から十数年程度、
生きていたと考えられています

また、頭蓋穿孔術は、
また、高度な外科手術で、熟練も要したので、
練習したと考えられる骨も見つかっています。

頭蓋穿孔術の時、

「コカの木(コカ)」の「アルカロイド」の
「コカイン」で麻酔をして、

頭を縄で縛って出血を抑え、
黒曜石などの尖頭器具を用いて、
頭の骨に穴を開けたと考えられています。

高山地帯の寒冷地に都市が集中し、
周辺の雑菌も比較的少なかったので、
感染症を起こす率も低かったと考えられています。

アンデス文明では、他にも、
キナの樹皮の「アルカロイド」の
「キニーネ」を解熱剤として使ったり、

ツヅラフジ科の植物から得られた「アルカロイド」の
「d-ツボクラリン」を使いました。

「d-ツボクラリン」を塗った矢で獲物を射ると、
呼吸困難で、窒息するそうです。

毒矢で倒した獲物を食べても害が無いそうです。(続く)
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