昔話(114)-アルカロイド(3)

1950年代の北カリフォルニアの高原地帯で、
目が1つで、上顎は極端に短く、
下顎は、長い受け口の奇形の子羊が生まれました。

しばらくすると、
アイダホで視床下部と脳下垂体に異常があり、
重い脳障害のある子羊が、生まれました。

その後、奇形子羊の報告が多数ありました。

その後、調査した結果、
奇形した羊の母羊が、妊娠中に、
コーン・リリーという「バイケイソウ」の仲間を、
食べていた事が分かり、
産まれた子羊の25%が奇形でした。

その後、
「バイケイソウ」を10年以上研究した結果、
「アルカロイド」である「シクロパミン」には、催奇性があり、
胎児の時期に、左脳と右脳の2つに分離するのを障害する事が、
原因と分かりました。

ちなみに、現在、研究者たちは、
「シクロパミン」を抗癌剤として研究し、
臨床試験が行われているそうです。(続く)
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