昔話(58)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(54)

『後朱雀天皇』が重体に陥った時、

『藤原能信』は、
『後朱雀天皇』に懇願して、

皇子がいない
次期天皇『後冷泉天皇』の次は、

『尊仁親王』が天皇になるように、
約束してもらいました。

しかし、
『後冷泉天皇』の妃は、
『藤原頼通』と『藤原教通』の
それぞれの娘がなっていて、

男子が生まれれば、
皇太子は、変更されるだろうと周囲の人々は考え、
『尊仁親王』や『藤原能信』への眼は、
冷たいものがありました。

関白を50年間務め、実力を持っていた
異母兄『藤原頼通』と
異母弟『藤原能信』の関係は、
良くありませんでした。

その上、『尊仁親王』は、
藤原氏と血縁関係が薄く、
関白『藤原頼通』と疎遠だったので、

『藤原能信』が庇護する『尊仁親王』が、
天皇になるとは、
誰も思っては、いませんでした。

そのため、『尊仁親王』が、成人しても、
娘を入内させる公卿は、誰もいませんでした。

でも、『尊仁親王』の唯一の支援者
『藤原能信』は、養女『藤原茂子 
(妻『祉子』の兄『藤原公成』の娘)』を、
入内させました。

そして、『後冷泉天皇』が、
男子を遺さずに死去すると、

『尊仁親王』が、
『後三条天皇』として即位しました。

そのため、『藤原頼通』が、失意のあまり、
弟『藤原教通』に関白の位を譲り、引退しました。(続く)
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