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糖尿病(47)-治療の歴史(13)-レビー小体と龍神(4)

『龍神』により、
糖尿病を治療しようとした『近藤弘治』は、
とても生々しい幻視や妄想がみえると言われている、

レビー小体型認知症かもしれません。

レビー小体型認知症は、

医学者『小阪憲司』が発見し

日本では、アルツハイマー型認知症、
脳血管性認知症と並び三大認知症と呼ばれ、
男性に多いそうです。

レビー小体型認知症は、

後頭葉に、病変が起こる為、

主に視覚、
そして、聴覚にも異常が起こり、

実際にはいない人や動物や物体や
亡霊や生首や妖怪、妖精、龍など、
色々な幻視や妄想を見たり、

目に入った物を違う物として感じたり、
周囲の物がゆがんで見えたり、

聞こえるはずのない音が聞こえたり、
「人がいる気配」を感じるそうです。

また、幻視や幻聴は、
夜間に多くなるそうです。

何となく心霊現象に似ています。

否定は混乱を招くので、
「否定しない、肯定しない」を基本として、
受け入れることが大切だそうです。

そのため、
「もういないから大丈夫だ」と言って、
安心させた方が良いそうです。

それでも、まだそこにいると言った場合は、
「ここですか?」とその場所を触ると、
「逃げた。」とか「消えた。」となる場合が多いそうです。

レビー小体型認知症は、
今まで、治療薬がありませんでしたが、
2014年、進行抑制作用を認められていた「ドネペジル」が、
世界初の治療薬として認可されました。

もし、『近藤弘治』は、
レビー小体型認知症なら、
罪には問われないかもしれませんが、
治療は、受けた方が良いと思われます。

でも、
選択の自由があったのに、
両親が、西洋医学より『龍神』を選んだのは、
運命なのかもしれません。

でも、
両親は、インスリン治療を、
選択しませんでしたが、
別の人が管理していたら、
まだ生きていたとは思います。

病気から解放されたいと考える人は、多い。

その為なら、「現代医学」以外の心霊治療や
ニセ健康食品、ニセ科学、ニセ情報になびくのは、
昔から迷信を信じたりするなどのニセに対する長い歴史があり、
ある種の「癒し」があるからだと思います。

今回の事件の様に、
怪しい宗教を盲信している当事者には、
正常な判断力があるとは、思えませんが、

周囲の人がやれる事には、
限界がありますが、

出来る限り手助けやアドバイスが、
必要な事かもしれません。

基本、病気の治療は、
民間療法師より、医者や獣医師などの
国が認めている免許を持つ専門家の意見を聞きつつ、
治療した方が良いと思います。

でも、
インスリンは、糖尿病治療の問題点を、
すべて解決したわけではありません。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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