昔話(103)-糖尿病(43)-治療の歴史(11)

そして、『近藤弘治』は、男の子をしばらく見て、
何の根拠があるのか知りませんが、

「腹の中に死神がいるから、
インスリン注射は、痛いだけで、
意味が無いので、やめなさい。
信仰心を強く持つ事。」と言ったそうです。

そして、
体の周囲に何本ものろうそくを立て、
「悪霊退散!」と念仏を唱え続けたそうです。

そして、持ってきた「龍神水」を飲ませ、
栄養をつけるという名目で、
大量のハンバーガーを食べさせたそうです。

そして、注射器や血糖値の計測器は、
銀紙に包んで廃棄する事を指示したそうです。

そして、
「『龍神』へのお布施が必要です。」と言って、
総額200万円以上請求したそうです。

しかし、男の子の状態は、
当然、次第に、悪化し、
意識不明の重体となったそうです。

そのため、県内の病院に緊急入院し、
インスリン投与により、容体が安定し、
退院したそうです。

病院の治療により、助かったのに、
驚くことに、その事を聞いた『近藤弘治』は、

「子供を殺す気か! 
体調が悪化したのは、
信仰心が足りないからだ!」と激怒したそうです。

そして、再び、インスリン投与を、
中止するように命じたそうです。

そして、学校は止めたのですが、
両親が学校に来て、
いざと言う時のために、
保健室に常備していたインスリンを、
全て持ち帰ったそうです。

医師から
「インスリンを打たなければ、死にます。」と
何度も説得しましたが、
恐ろしい事に、『龍神』を信じていたので、
両親は、聞く耳を持っていませんでした。

そして、(続く)
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