昔話(93)-糖尿病(33)-治療の歴史(1)

古代エジプトの糖尿病に関して、
「エーベルス(エベルス)・パピルス」に書かれた処方は、
「血玉髄」、「赤い穀類」、「キャロブ」、
「糸杉」を使用すると書かれてます。

「血玉髄」は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物で、
碧玉の一種です。

「赤い穀類」は、赤味を帯びた小麦粉と言われています。

「キャロブ」(和名:イナゴマメ)は、
血糖値改善作用や
肝機能の改善効果があると言われています。
果肉自体にチョコレート風味の甘みがあり、
現在では、清涼飲料、コンポートの材料として、
使用いられているそうです。

「糸杉」は、庭や公園に植えられている樹木で、
抗糖尿病作用が報告されています。

古代インドでは、ギムネマが試されました。

ギムネマを食べてから砂糖を舐めると、
砂糖の甘さが感じられなくなるそうです。
血糖を下げる効果も少しあり、

現在でも、インドでは、
粉末にして飲んでいるそうです。

1世紀頃の古代ローマの『ケルスス』は、

「渋味のある食物が良く、
酸っぱいワインを、
夏は冷やして、冬は温めて飲む事。

食物はすべて最小量にする。

腸を、浣腸やミルクで動かす。

尿が薄い時は、
温かい所での運動やマッサージが良い。
入浴は回数を減らし、長風呂はやめる事。

反対に、
尿が濃い時は、
運動やマッサージをさらに多くし、長風呂をして、
食べ物やワインを少量にする事。」と書いています。

糖尿病で体が溶けて痩せてくると言った
2世紀頃のカッパドキアの『アレタイオス』は、
胃腸や膀胱の病気と考え、
「ミルク、お粥、穀物、果物、
甘口のワインなど消化が良くて、
栄養の高い食べ物が良い。」と食事療法を勧めました。(続く)
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