昔話(87)-糖尿病(27)-バンティング(17)

『バンティング』は、
絶大な権力を握るようになりました。

そして、『マクラウド』に対して、

「利己的で、いつも他人のアイデアを盗んでいる。」、

「言葉は下痢のように出てくるが、
アイデアと結果は便秘状態。」などなど…

次第に『マクラウド』への敵意を現わにし、
批判するようになりました。

その結果、1928年『マクラウド』は、
長年勤務していたトロント大学を、
退職せざるを得ない状況に追い込まれました。

『バンティング』は、
『マクラウド』の送別会の出席を拒否したうえ、

空席の自分の席を、
目立つように用意させたそうです。

その後、『マクラウド』は、
周囲の視線が冷たくなり、
カナダに居られなくなったので、
心機一転して、
『バンティング』の影響がないイギリスに行き、
そこで、アバディーン大学教授になり、
小腸の糖吸収、
大脳や内臓を摘出された動物の呼吸などを研究し、
医学教科書の執筆で評価され、

以前と違って、
物静かで、穏やかな性格となり、
大学でも職員からも学生からも、
評判は良かったそうです。

しかし、トロント大学での、出来事については、
決して口にすることはなかったそうです。

その後、(続く)
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