昔話(84)-糖尿病(25)-バンティング(15)

『バンティング』は、周囲の人々から、
インスリンの特許を、
取得するように言われていましたが、

「医学に関わる発見や発明は、
特許とするべきでない。

ましてや医者は、
特許に係るべきではない。」と言って、
断っていました。

しかし、トロント大学の説得により、
特許取得に反対していた 『バンティング』は、

「自分の名前を出さないという事、

この特許は、
他人に特許を先に取らせないようにする以外は、
目的にしない。

抽出法の詳細が公表されれば、
誰が抽出物を作ろうと自由であるが、
利益を得るために独占権を取得することは、
許されない。」という

条件付きで、渋々認めました。

出願の際の発明者を、
『コリップ』と『ベスト』として、
書類を提出したのですが、

弁護士から、「生化学者の『コリップ』と
まだ、大学を卒業していないので、
医師になる前の学生の『ベスト』の名前では、

医学に関しての特許なので、
発明者偽証の嫌疑が出てくる可能性があるから、

医師の名前が必要。」の指摘があり、
大学側が、『バンティング』を何度も説得して、

発明者に医師『バンティング』を、
含めるように修正し、

1922年、4月12日、
『バンティング』、『ベスト』、『コリップ』の連名で、
文書を再提出しました。

当然、そこには、
『バンティング』が嫌う『マクラウド』の名前は、
入っていませんでした。

しかし、
発明者修正など色々な法律上の問題がありました。

しかし、
最高裁判所長官『チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ』が、
色々な法律上の問題を解決し、
短期間に特許をとれるように、
その手助けをしたそうです。

実は、(続く)
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