昔話(80)-糖尿病(21)-バンティング(11)

『バンティング』と『ベスト』は、
『コリップ』に抽出法を聞いたそうです。

すると、
『コリップ』は、

『バンティング』と『ベスト』に向かって、

「君たちが、私に何の相談も無く、
勝手にインシュリンを抽出して、
臨床実験したのは、協定違反だ。

『マクラウド』とも話したが、
君たちは、信用できないので、
抽出法を、教えない事にした。

インスリン発見の権利を、
君たちに認める代わりに、

君たちのグループから離れて、
自分の名前で、
抽出法の特許をとる事を、
考えている。」と言ったそうです。

しかし、『バンティング』は、
糖尿病患者を助けるために、
基本、自分が考えて始めた事で、

協定違反という事で教えないというのは、
非協力的で利己的な人間だと思いました。

そのため、『バンティング』は、
始めは黙って、冷静に聞いていましたが、
しだいに怒りがこみ上げて来て、
我慢が出来なくなり、
逆上して『コリップ』を殴って、罵倒しはじめました。

物凄く怒っている『バンティング』が、
『コリップ』を、殴って殺すのではないかと心配で、
『ベスト』は、全力で止めました。

すると、『バンティングは、

「お前が、チビだから、
殴っても当たる所が小さいので、運が良かったな。
さもないと、気を失うまで、
たたきのめしていたぞ。」と言いました。

そして、『コリップ』は、去って行きました。

ちなみに、
その後『コリップ』は、
アルバータ大学に戻ってから、
再び、インスリンを抽出しようとしましたが、
2度目は、成功しなかったそうです。

後日、判明したのですが、
1度目の成功の時は、
偶然に、亜鉛の入っていた容器を、
使用したからだそうです。 (続く)
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