昔話(78)-糖尿病(19)-バンティング(9)

『バンティング』は、アメリカ生理学会で、
今までの研究成果を、発表する事になりました。

でも、
初めての体験だったので緊張して、
カチカチになっていました。

自分も、
動物園・水族館の
全国や地方の研究発表会で、
何回も発表や座長をした事がありますが、
とても緊張したので、その気持ちが、
よく分かります。

ちなみに、現在は、
休診日や夜間など時間外に診察する事もあり、
また診察時間を過ぎても診察している事もあり、
とても忙しく治療するだけで、手一杯なので、
残念ながら、
研究発表する気も余裕もありません。

『バンティング』と『ベスト』の研究は、
問題点が多く、高名な学者たちから、
厳しい質問や指摘をがあったそうです。

実際に、以前発表会で、
「99の事例で、何%の事例があった。」と、
発表があった時、

「何%と言うからには、
100以上必要なので、
100以下の事例で、
何%の事例と言うのはおかしい。」とか、
そんな細かい事を指摘する?と言うような事も、
指摘される事もあります。

そのため、『バンティング』は、
頭が真っ白になり、固まってしまいました。

その時、学会に慣れている『マクラウド』は、
代わりに答弁したそうです。

しかし、その時、
『マクラウド』が、「私たちの研究」と答弁しました。

その時、『バンティング』は、
『マクラウド』が、「私たち」と言った事に、
違和感を覚えました。

そして、
『バンティング』は、
トロント総合病院での臨床実験を、

直接、『ダンカン・グレアム』教授に依頼しましたが、

『グレアム』は、周囲の人から、
『バンティング』の実験は、
雑で妥当性を証明できないと悪い評判を聞いた事と、

『マクラウド』と親しかったため、
『マクラウド』を通して依頼するように言われ、
断られました。

以上の事から、『バンティング』は、
『マクラウド』たちが、
自分の功績を奪おうとしているという
猜疑心が芽生え始めました。(続く)
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