昔話(69)-糖尿病(10)

1893年にフランスの解剖学者
『グスタブ=エデュアルド・ラゲス』が、

『パウル・ランゲルハンス』が、
発見した細胞から何らかの物質が、
分泌されていると提唱し、
発見者の名を残して
「ランゲルハンス島(膵島)」と命名したそうです。

1901年、
アメリカの病理学者『ユージン・オピー』が、
糖尿病患者の膵臓がランゲルハンス島が、
破壊されている事を発見しました。

ただ、ランゲルハンス島の作用機序や
何を分泌しているのかについては、
まだよくわかっていませんでした。

ちなみに、
「ランゲルハンス島」は、

魚類以外の脊椎動物では、
膵臓に、存在していますが、

魚類は、肝臓近辺に散在しています。

ちなみに、現在では、
「ランゲルハンス島」には、
α細胞(A細胞)、β細胞(B細胞)、δ細胞(D細胞)、
pp細胞の違う働きをする細胞塊がある事が、
分かっています。

α細胞からは、
血糖を高める「グルカゴン」というホルモンを分泌します。

β細胞からは、
「インスリン」が分泌され、
肝細胞、筋細胞、脂肪細胞に作用して、
血液中のグルコース、脂肪酸、
アミノ酸を取り入れやすいようにし、
グリコーゲン、脂肪およびタンパク質の合成に、
役だつと考えられています。

「インスリン」は、血糖値を低める働きがあり、
血糖値が高まると「インスリン」の分泌が促進されます。

だから、
β細胞の分泌が障害されると糖尿病を起こします。

δ細胞は、
「インスリン」や「グルカゴン」の分泌を、
抑制する「ソマトスタチン」というホルモンを分泌します。

「ソマトスタチン」を分泌する細胞は、
δ細胞だけではなく、脳の視床下部や
十二指腸粘膜の細胞にも存在します。

pp細胞は、
「膵ポリペプチド」というホルモンを産生し、
胃酸とかペプシノーゲンの分泌、胆汁分泌の促進、
腸管の蠕動運動の抑制にかかわるなど、
色々な生理作用があると言われていますが、
まだ確実な事は、分かっていないそうです。(続く)
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