昔話(68)-糖尿病(9)- ミンコフスキーとメーリング(4)

膵臓には、

膵菅に分泌された膵液が、
十二指腸内で作用する外分泌機能と

膵臓から血液中に分泌された物質が、
全身に作用する内分泌機能の
2つの働きがあります。
 
外分泌で出される膵液には、
トリプシン、キモトリプシン、
アミラーゼ、リパーゼなどの
消化酵素が、含まれています。

トリプシンとキモトリプシンは、蛋白質を、
アミラーゼはでんぷんを、
リパーゼは脂肪をそれぞれ分解し、
食物を小腸で吸収しやすい形に変えています。

だから、『メーリング』の方が正しかったのです。

ちなみに、これらの消化酵素によって、
膵臓自身が分解されないのは、
ある仕組みがあります。

まず、膵臓から
トリプシノーゲンという、
蛋白質を分解する事が出来ない物が合成され、
十二指腸内に放出されます。

そして、
トリプシノーゲンが、
十二指腸内の酵素によって、
トリプシンに変換され、

初めて蛋白質を分解する事が、
出来るようになるという仕組みがあるからです。

そして、内分泌液は、
ランゲルハンス島から出ています。

そして、『 ミンコフスキー』の
膵臓と糖尿病の関係の発表を機に、
研究者たちは、
一斉に膵臓に注目しはじめました。

ちなみに、
その後、『メーリング』は、
睡眠薬の研究に進み、
世界最初のバルビツール系睡眠薬を、
合成したそうです。

『 ミンコフスキー』は、ガチョウで、
世界で最初の肝臓摘出術を成功させ、
肝臓手術の父と言われているそうです。(続く)
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