昔話(66)-糖尿病(7)-ブルンナー(1)

1673年に、スイスの解剖学者
『ヨハン・コンラード ・ブルンナー(ブルンネル)』が、

「膵は消化機能に重要」という見解に、
反論するため、

数年に渡り、数頭の犬の膵臓切除実験をしました。

そして、
犬は、水を多量に飲んで、
多量の尿をするのを観察しましが、

症状は一過性で完全に回復し、
その後、3ケ月から1年生きたので、

『ブルンナー』は、
「膵は消化機能に必要なし」と考えました。

1683年に実験成果を発表しましたが、
信憑性を疑われたので、

1685年に、再実験手術を行い、
手順や経過を、さらに詳細に記録しました。

イヌは術後、4日目に餌を要求し、
傷も良好でした。

5日目に脱走して、
飼い主のところに逃げ帰ったそうです。

すると、飼い主は、手術の傷跡を見て、

「しつけの入った大人しい犬を、
少し実験に使うからという事で、
預けていたのに、

手術するとは聞いていなかった。

その上、縫い方も下手くそだ。」と怒り、

喧嘩になったそうです。

返してくれるように何度も、
飼い主に頼みましたが、
断られたそうです。

そして、
再び実験手術を行うために、

おとなしい犬を探しましたが、

飼い主が、
犬の飼い主たちに、警戒を呼び掛けたので、
犬を手に入れる事が、困難になりました。

それから半年間、飼い主の所にいる犬を、
飼い主に見つからないように、
陰に隠れて、観察していたそうです。(続く)
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