昔話(50)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(46)

『藤原道長』は、
陰陽師の『中原恒盛』に、
娘『嬉子』の「魂」を呼び戻すための
「招魂祭」を行うよう命じました。

日本では、人には「魂」があり、
お産などで気絶したり、
悩み事や病気などで、衰弱した時には、

肉体からその「魂」が、
遊離すると考えられていました。

そのため、古来より、
屋根の上で衣を振るなどして、
お産や病気などの際に、
身体から遊離した「魂」を、
招き戻す祭祀「招魂祭」が行われていました。

沖縄に住んでいた時、
「魂」が抜ける話を、時々聞きました。

沖縄では、
「魂」の事を、「マブヤー(マブイ)」と言います。

沖縄では、放心状態の時、
「マブヤーを落とした。」と言います。

また、危ない目にあった時は、
「マブヤーが、抜けるところだった。」
「マブヤーを、落としそうだった。」と言います。

運悪く落としてしまうと、
放心状態になったり、体調不良になったり、
心が落ち着かなかったり、腰が抜けたり、
原因不明の病気になってしまう事もあります。

「マブヤー」を落としてしまった時、
魂を体に戻さなくてはなりませんが、
「マブヤー」を身体に戻す事を、
「マブヤーグムイ(マブイグミー)」と言います。

その方法は、

「マブヤー」を落としてしまった場所に行き、

「まぶやー、まぶやー、わんまぶやー、
うーてぃくーよー。
(意訳:魂よ、魂よ、私の魂よ、
戻ってきなさい。)」と言いながら、

「マブヤー」が、
漂っていると思われる空中を手で囲い、
体に戻す動作をします。

しかし、
それでも戻ってこない場合は、
「ユタ(沖縄の霊媒師)」にお願いして、
正式な「マブイグムイ」をしてもらいます。

他にも、「魂」の話や、
沖縄で聞いた、邪気を払う
簡単なおまじないの方法などもありますが、
機会があれば、後日…。(続く)
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