昔話(47)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(43)

『藤原道長』と、
『芦屋道満』に依頼して、呪った張本人の
従兄弟の『藤原顕光』の関係は、
因縁が深いものでした。

『藤原道長』の祖父『藤原師輔』が死亡した時、
その子供達で、後継者争いがありました。

長男『藤原伊尹』が、後を継ぎましたが、
すぐに死亡しました。

そのため、
次男『藤原兼通』と三男『藤原兼家』の間に、
後継者争いが行われ、
次男『藤原兼通』が、勝ち、
関白になりました。

『藤原兼通』と、『藤原兼家』は、
以前より不仲でした。

『藤原兼通』は、権力を握ってから、
嫌がらせをして、
弟『藤原兼家』の出世を止めました。

『藤原兼通』の長男『藤原顕光』は、
父の威光により、実力以上に昇進し、
公卿に列しました。

しかし、
色々な事に疎く、
朝廷の儀式の最中にメモをひっきりなしに見たり、

先に判子を押しておいてから文書を書かせたり、
逆にサインしないで文書を回したり、
式典での言葉づかいを間違えたり、

ある時は、
皇后と皇太后を間違えるなどの
失態が多かったそうです。

そのため、『藤原道長』は、
『藤原顕光』を馬鹿にしていたそうです。

そして、『藤原顕光』の父『藤原兼通』が、
死亡し、権力の座を巡る戦いが起きました。

そして、
昔話(19)-藤原氏と陰陽師と天皇(15)で、書いた通り、
『藤原道長』の父『藤原兼家』が、権力を手にしました。

そのため、『藤原顕光』の昇進が止まりました。

でも、
『藤原顕光』は、娘『延子』を、
『三条天皇』の皇太子で、
次期皇位継承者『敦明親王』のもとへ、
嫁がせる事に成功し、
御子を身ごもったそうです。

そして、
『藤原顕光』は、
娘婿の『敦明親王』が帝になると、
外戚として、再び権力を、手に入れ、
確実なものにできると考えていました。

しかし、
突然、予想もしなかった事が起きました。(続く)
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