昔話(38)-藤原氏と陰陽師と天皇(34)-亀の恩返し(5)

造仏を始めて、千日目の早朝、

『藤原山蔭』が、いつもの様に、
食事を持っていこうと支度していると、

仏舎から、
「長谷の観音様はどちらに?」と声が聞こえました。

すると、
「行基菩薩よ、今帰るところよ。」と声が聞こえました。

そのため、
『藤原山蔭』が、
急いで仏舎に駆けつけると、

童子が空に飛び去っていくところが、
見えました。

そして、仏舎には、
不思議な事に、腐らずに、
調理したての千日間の食事が、
お供えされた状態で、
亀に乗った「千手千眼観世音菩薩」様が、
安置されていたそうです。


亀に乗った「千手千眼観世音菩薩」様。
撮影禁止のため、総持寺のポスターより。

千本の手と千個の眼を持ち、
「観音様」と呼べば、観音様と繋がるそうです。
『子育て観音様』、
『厄除け観音様』とも呼ばれているそうです。

その観音様と、
本尊御開扉の期間(毎年4月15日-21日)に、
「総持寺」で、出会う事が出来ます。

その上、本尊御開扉の期間中は、
「西国三十三所」各札から集められた御砂が、
撒かれているので、この御砂の上を歩いて、
御参りすると「西国三十三所」の巡拝と
同じ功徳があるそうです。(続く)
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