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藤原氏と陰陽師と天皇(33)-亀の恩返し(4)

なかなか良い仏師が見つからないので、
仏様にアドバイスをもらおうと考え、
『藤原山蔭』は、
奈良の「長谷寺」に籠もり祈願を重ねました。

すると、ある夜、夢枕に、

「明日の朝、
最初に出会う者が名工なので、
自宅に招待しなさい。」との
お告げがありました。

翌朝、寺の門前で、
15才位のみすぼらしい身なりをした
童子の仏師に出会ったそうです。

『藤原山蔭』は、
幼く、あまりにも汚い恰好をしていたので、
声を掛けるのを、ためらいましたが、

仏さまの言いつけに従って、
童子に、自宅に来るよう告げて、
「長谷寺」を後にしたそうです。

しばらすると、童子が、
『藤原山蔭』の屋敷を尋ねて来ました。

『藤原山蔭』は、
本物かどうか分からなかったので、
腕試しのため、桂の木を渡して、
「観音像を彫ってみて下さい。」と言いました。

すると、
見事な十一面観音を刻んだので、
『藤原山蔭』は、感心し驚きました。

そして、
本物だと確信したので、
白檀の香木を渡し、
仏様を彫るための仏舎に案内しました。

すると、童子は、
「仏様を彫刻するのに千日かかります。
その間は、誰もこの仏舎に入らないようにして下さい。

それと、『藤原山蔭』様が、
私の食事を作って持って来て下さい。」と言ったそうです。

『藤原山蔭』は、
最初、戸惑いましたが、

この申し出に従い、
毎日、料理を作り童子に差し出したそうです。(続く)
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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館・動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北・沖縄の
動物病院で勤務しました。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
筆記試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、
時には、歴史の時は、
現地調査までしていたので、

回答欄のスペースでは、不足したので、
裏まで、時には2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、自分だけ白紙が、
2枚配られていました。

先祖が笛が得意だったのと、
子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

知らせてもらえれば、
嬉しいです。

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