昔話(32)-藤原氏と陰陽師と天皇(28)

『花山法皇』は、今までの事があったので、
自分の力を示そうと、『高帽頼勢』らの従者に命じて、
『藤原斉信』と『藤原公任』の
車をめちゃくちゃに破壊しました。

『花山法皇』は、無茶したので、
普通だと、逃げ隠れするのが、
自分が捕まるはずないと、たかをくくって、
むしろ気勢を上げていました。

『花山法皇』は、翌日、
賀茂祭の後、朝廷から派遣された舞人たち祭使一行が、
天皇の前で、舞う為に、加茂社から朝廷へ戻っていくのを、
簾に蜜柑を紐に繋いだ派手な車で、見物しに行ったそうです。

ところが、『藤原道長』が、
車破壊事件の下手人逮捕のために、
検非違使を派遣したという知らせがあったので、
驚いて、急いで、邸に戻りました。

すると、邸に、
検非違使が来て、包囲されたので、
頼りにしていた『高帽頼勢』らの
下手人を引き渡したそうです。

その後、『高帽頼勢』ら、
頼りにしていた武闘集団がいなくなり、
心細くなったので、無茶は、やめて、
修行に専念したそうです。

昔話(13)-藤原氏と陰陽師と天皇(9)で、
書いたように、『花山法皇』は、親王時代、
『安部晴明』に助けられて、
那智山中で千日修行をしたり、

昔話(14)-藤原氏と陰陽師と天皇(10)で、
書いたように、
『花山天皇』の前世は、
大峰の行者だった事もあり、
元々、法力がありました。

そして、
書写山、比叡山、熊野で、熱心に修行したそうです。

特に、熊野の「那智の滝」を気に入り、
滝近くで、庵を結び、千日修行をしました。(続く)
スポンサーサイト

Comment

Leave A Comment