ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』（10）-Greater siren
- 2021/09/21
- 05:05
『ジョン・ハンター』は、朝５時から、解剖室で作業を開始し、朝９時に朝食をとり、その後、患者の診察を行い、昼１２時まで患者を診察し、少し休憩し、昼食後、午後４時まで診察し、夕食を食べた後、１時間仮眠し、その後講義や実験をし、解剖の結果を口述筆記し、深夜１－２時にまで、作業する事もあったそうです。睡眠時間は、平均４時だったそうです。そして、弟子の指導をし、１日１９時間以上、働いていたそうです。ただし、...
ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』（9）-世界初の人工授精と心臓のカウンターショック
- 2021/09/19
- 05:05
『ジョン・ハンター』の診察・治療費は、「１件につき、２０ギニー（約６０万円）の定額制」と決まっていました。『ジョン・ハンター』の患者は、著名人も数多くいて、『ジョン・ハンター』は、イギリス国王『ジョージ３世』の特別外科医に、選任され、当時のイギリス首相『ウイリアム・ピット』の頬の腫瘍の手術、経済学者『アダム・スミス』の痔の手術、哲学者『デビット・ヒューム』の肝臓癌の治療などを行い、金持ちからは、高...
ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』（8）
- 2021/09/12
- 05:05
１８世紀当時の医療は、未熟で、平均寿命は、３７歳でした。外科は刃物で、切るという事で、１８世紀以前は、外科手術は、理髪師の仕事と考えられていて、理髪業と外科医は、同じギルド（同業者組合）で、１８世紀半ばに、分離したばかりでした。内科医は、患者の体を触る事は、卑しいことだとして、患者に触らず、見るだけで診断をし、「体液のバランスが悪いから、病気になる。」と考えられていたので、血を抜いたり、浣腸したり...
ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』（7）－偉大な音楽家と医者
- 2021/09/09
- 05:05
１７６１年、『ジョン・ハンター』が、従軍外科医をしていた時、同僚の従軍外科医『ロバート・ホーム』の目の治療を行い、仲が良くなりました。戦後、『ジョン・ハンター』は、『ローバート・ホーム』の自宅に招待され、『ローバート・ホーム』の娘で美人の『アン・ホーム』と知り合いました。１７６４年、『アン・ホーム』が重病にかかり、『ジョン・ハンター』が治療しました。そして、懸命な治療で治り、その年に『ジョン・ハン...
ドリトル先生と「ジキルとハイド」のモデル-『ジョン・ハンター』（6）-歯磨きの歴史
- 2021/09/01
- 05:05
『ジョン・ハンター』は、退役後は、外科医の仕事が無かったので、歯科医『ジェームズ・スペンス』と協同で、歯の治療と研究に従事したそうです。ちなみに、当時の歯科医は、医者の階級としては、最下層でしたが、安定収入を得る事が出来ました。当時の歯の治療は、抜歯のみでしたが、『ジョン・ハンター』は、歯の移植を思いつき、鶏の頭に、人の歯の移植実験を、行いました。鶏の頭に、歯を移植した標本そして、ある程度の成果を...
