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クマの『ヴォイテク』伍長(2)

『ヴォイテク』は、兵士たちとじゃれあったり、ボクシングやレスリング遊びをしたり、音楽に合わせて踊ったり、ドライブを楽しんだしりて、充実した日々を送り、順調に成長していったそうです。『ヴォイテク』は、ひとりぼっちにされると、「かまって」と鳴いたり、触ってもらいたい時は、頭や体やお尻を、押し付けてきたそうです。そして、いたずらをして、しかられると、前足で、顔を隠すなどの仕草をしたそうです。そして、教え...

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クマの『ヴォイテク』伍長(1)

1942ー1963年まで生きた、『ヴォイテク(Wojtek、ˈvɔjtɛk)』伍長は、第二次世界大戦中に、ポーランド軍に所属したオスのシリアヒグマです。1942年、イランのハマダーン付近で、現地の羊飼いの少年が、猟師に、親を撃たれて孤児となった生後約3か月のクマの赤ん坊を発見しました。少年は、クマの赤ん坊を、育てる余裕がなかったので、肉の缶詰3個程と引き換えに、ポーランド人難民に譲渡しました。ちなみに、ポーラ...

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クマの繁殖に必要なのは…

阿仁マタギにとって最大の獲物は、ツキノワグマです。体重は、オスで50-120kg、メスは40-70kg。最大体重は、173kgです。動物園勤務の時は、ニホンツキノワグマを、飼育していました。ツキノワグマは、管理しやすいという事で、暖房を入れて、食事も与えて、冬眠は、させていませんでした。クマの冬眠中は、エネルギーの消費を最小限に抑えるため、体温や心拍数、呼吸数を減らし、食物や水分をとらず、排泄物し...

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マタギから聞いた話(31)-旅マタギ

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。阿仁マタギのシカリのSさんは、「山は教わるっていうよりも、歩いているうちに、自然と覚えていく。とにかく、山歩いて体で覚えるしかない。経験を積む事が大事だ。それと、自分で考える事も必要だ。 」と言って、クマ狩りで山を歩く時は、1日30-40kmは歩いたそうです。Sさんは、クマ巻いて姿を見たら、80~90%は必ず仕留めたそうです。そして、Sさ...

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マタギから聞いた話(30)-おかっぱ頭の女性

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。マタギのHさんは、信心深く、始めていった町でも、祠や地蔵さまを見かけると、いつも拝んでいたそうです。ある時、県外の猟仲間の所に泊りがけで、一緒に、山に猟に出かけたそうです。Hさんは、山に祠があったので、いつもの様に拝んだそうです。そして、猟が終わり、車に乗り、猟仲間の家に向かいました。山を出て町中になり、信号で止まっている時、Hさんが、何...

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マタギから聞いた話(29)-なくした物

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。千数百年前より、ギリシャからインドにかけての地域周辺では、消化器系全般の万能薬として、動物の胆のうから出来た薬が、使用されていました。特に、クマの胆のうは、他の動物に比べ湿潤せず、加工しやすかったので、「熊の胆(熊胆)」と呼ばれ、利用されてきました。日本では、「熊の胆」は、飛鳥時代から利用されましたが、とても貴重な薬で、聖武天皇に献上...

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マタギから聞いた話(28)-クライドリの儀式

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。マタギの信仰する山の神は醜女なので、より醜いオコゼを供えることで、山の神が喜ぶそうです。そのため、マタギは、猟の際には、干物にしたオコゼと狩猟許可書を携帯するそうです。その昔、峰から峰への藩界越境の許可証である狩猟許可書は、2種類あり、「山立根元巻(山達根本巻)」は、『磐司(磐次郎)』と『磐三郎』、日光系の天台宗が関係していて、「山達...

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マタギから聞いた話(27)-ケボカイの儀式

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。マタギには、掟以外に、儀式もあります。マタギ共通の巻物「山立根本巻」に従い、「山は、山の神が支配する所。山の恵みは、全て山神様からの授かり物。」として、山神様を敬っているので、クマを解体する時は、ケボカイの儀式を行うそうです。その方法は、クマを頭が北を向くように、仰向けの状態で寝かせ、イタヤカエデの小枝で、クマの胸と腹を上下にさすり、シカ...

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マタギから聞いた話(26)-掟をやぶると…

マタギの語り部でもあるシカリのSさん親子から聞いた話を続けます。マタギの掟では、全身真っ黒なクマと全身真っ白なクマと通常よりずっと大きなクマは、山の神様の化身として、崇められていたので、 絶対に撃っては、いけないそうです。他にも、後ろ足にしこりのある「こぶ熊」呼ばれるクマを撃つ事も、禁止だそうです。もし、間違って、仕留めてしまった場合は、マタギを辞めなければならないそうです。ある冬の日、マタギのTさ...

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マタギから聞いた話(25)-掟(2)

宮城県の松島水族館勤務の時、漁師さんと一緒に、魚を捕りに行く仕事をしましたが、言っている言葉は、日本語のようにに聞こえますが、何を言っているのか分からなかったので、ジェスチャーで、会話しました。その時は、仙台出身の飼育係も、漁師の言葉は、分かりにくいと言っていたので、漁師さんの方言がひどいので、会話が通じないと思いましたが、後で、「沖言葉」を使っていたという事が分かりました。「沖言葉」は聞きなれな...

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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、放浪しました。

そして、
海外14カ国を、放浪し、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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