日露戦争(13)-ロジェストヴェンスキー(4)

捕虜となった『ロジェストヴェンスキー』は、佐世保の海軍病院に入院しました。1905年6月、『東郷』が、軍服ではなく、白いシャツという平服姿で見舞いに訪れました。病室に入ると、『ロジェストヴェンスキー』を見下ろす形にならないよう、枕元の椅子にこしかけ、顔を近づけて、状態を気づかいながら、日頃は、極端な寡黙で知られる『東郷』が、周囲の将校が驚くほど、饒舌に話し始めました。「我々軍人が、たとえ負けたから...