昔話(132)-高峰譲吉(1)

有名な『坂本龍馬』の写真や、日本最初の戦場カメラマンとして有名な『上野彦馬』は、医学伝習所で、オランダ軍医『ポンペ・ファン・メールデルフォールト』から、化学を学んで、化学の視点から写真の研究をし、長崎で、「上野撮影局(上野彦馬写真館)」を開きました。『坂本龍馬』の撮影場所は、「上野撮影局」で、撮影は、『上野彦馬』の弟子『井上俊三』と言われています。「上野撮影局」で、『上野彦馬』は、仕事の空いた時間...

昔話(131)-アルカロイド(20)-ドラッグ(16)

第二次世界大戦中、覚醒剤は、合法で、指示された適量を一時的に使っていただけなので、深刻な被害は、出なかったそうです。日本軍では、「メタンフェタミン」製剤は、「本土決戦兵器」の一つとして量産され、大量に備蓄されていました。敗戦後、日本軍の備蓄品が一気に市場へ流出すると、酒やタバコといった嗜好品の欠乏も相まって、人々が精神を昂揚させる手軽な薬品として、「メタンフェタミン」製剤が蔓延しました。特に、大日...

昔話(130)-アルカロイド(19)-ドラッグ(15)

連合軍は、ドイツ軍兵士の異常な強さと士気が異常に高い事に驚き、その理由を調べました。そして、その原因が、覚醒剤という事が分かったので、第二次世界大戦当時には、連合国軍と枢軸国軍の双方で、戦車、航空機や潜水艦の搭乗員を中心に、士気向上や疲労回復の目的で用いられました。ちなみに、連合国側では主に覚醒剤「アンフェタミン」が、使用されていたそうです。連合国のポスターに、仕事が大変なパイトットには、「アンフ...

昔話(129)-アルカロイド(18)-ドラッグ(14)

1938年にドイツで、「アンフェタミン」より、数倍の薬効を持つ、「メタンフェタミン」が、喘息治療の特効薬として、発売されましたが、向精神薬や咳止めとしての効果は、一時的なもので、強力すぎる覚醒作用や連続使用による依存性の問題が起き、ドイツでは、1941年には危険薬指定を受けて、一般人での使用は制限されるようになりました。しかし、ドイツ軍は、強力な覚醒効果を見て、まずは、1939年のポーランド侵攻時...

昔話(128)-アルカロイド(17)-ドラッグ(13)

現在、使用されている覚醒剤の主な成分は、「アンフェタミン」や「メタンフェタミン」ですが、覚醒剤の開発には、日本人が関係しています。1885年に、日本薬学の進展に寄与した日本の近代薬学の開祖の薬学者『長井長義』が、漢方で、呼吸器疾患や痛み止めとして、使われてきた常緑低木の「マオウ(麻黄)」のアルカロイドである「エフェドリン」を発見しました。現在も、気管支拡張剤として市販の風邪薬に、配合されています。...

昔話(127)-アルカロイド(16)-ドラッグ(12)

日本では、麻は、日本書紀などに書かれるくらい、古代から第二次世界大戦の終戦前までは、種子は大豆に匹敵する高い栄養価を持つと言われ、米と並んで、主要農作物だったそうです。茎などから、しめ縄などに使用する繊維が得られ、種子は食用として利用され、種子から採取される油は食用、燃料など様々な用途で利用されてきました。規制されるまで庶民の間は、腹痛や発熱、不眠症や結核患者に、使用されていました。大麻は、ほとん...

昔話(126)-アルカロイド(15)-ドラッグ(11)

大麻(マリファナ)は、植物のアサ(麻)から製造されます。「アルカロイド」は、窒素を含む有機化合物の総称ですが、大麻は、窒素を含まず、酸素と水素、炭素から出来ているので、「アルカロイド」には分類されず、「カンナビノイド」に分類されるそうです。花から製造されたものを、「ガンジャ」、樹脂から製造されたものを、「チャラス」、「ハシシ」と呼ぶそうです。大麻の歴史は古く、中国では、約2700年前に大麻を使用し...

昔話(125)-アルカロイド(14)-ドラッグ(10)

1943年4月16日、『ホフマン』の指先に、微量のLSD溶液が指先につき、皮膚から吸収されました。すると、めまいを感じ、ふらついたので、実験を中断して帰宅しました。帰宅後、横になりましたが、鮮明で刺激的な造形と強烈な色彩による、幻想的な世界が2時間ほど続きました。そのため、1943年4月16日が、「LSDの幻覚作用発見の日」と言われています。4月19日に、再び、効果を確かめるため『ホフマン』は、LSDを服...

昔話(124)-アルカロイド(13)-ドラッグ(9)

麻薬「LSD」は、スイスにある「A・Gサンド社(現ノバルティス)」で、スイス人化学者『アルバート・ホフマン』によって、合成されました。当時、「サンド社」は、薬用植物の有効成分を分離し、有効成分を化学合成する研究計画を始めていました。『ホフマン』は、イネ科の植物に寄生する麦角菌の「アルカロイド」について、単独で研究していました。その結果、麦角の「アルカロイド」精製物は、血管系平滑筋系に、影響を与えること...

昔話(123)-アルカロイド(12)-ドラッグ(8)

麻薬の「アヘン」は、ケシの「アルカロイド」で、鎮痛、催眠作用と共に陶酔感が得られます。「モルヒネ」は、「アヘン」から抽出され、鎮痛薬として使用されています。「ヘロイン」は、「モルヒネ」の誘導体で、作用や依存性はモルヒネを上回り、その禁断症状も激しいのが特徴です。「コカイン」は、コカの葉の「アルカロイド」で、禁断症状が無いとはいわれていますが、慢性中毒によって幻覚、妄想などが現れ心身衰弱を起こします...

昔話(122)-アルカロイド(11)-ドラッグ(7)

麻薬、覚醒剤、大麻などの違法な薬物を、混同している人がいますが、違法で、危険なのは同じですが、実は、違うものです。大まかに分ければ、次の通りです。麻薬は、「アヘン」、「モルヒネ」、「ヘロイン」、「コカイン」、「LSD」などがあり、鎮痛、催眠、陶酔感を誘発する、脱力系で、睡眠薬に近い性質で、日本では、「麻薬及び向精神薬取締法」により、規制されている薬物です。但し、コカインだけは、麻薬に分類されいますが...