昔話(73)-糖尿病(14)-バンティング(4)

『バンティング』は、犬の手術をしたことがなかったので、出血多量、麻酔過量、感染症などで、借りていた実験用の犬10頭を、死なせたそうです。そのため、街へ犬を買いに行ったそうです。結局、14頭が死亡したそうです。それでも、7頭の犬に膵部分切除を行う事が出来ました。手術中そのうちの2頭だけですが、膵管を結紮した後、外分泌物を産生する細胞が、破壊され、膵臓が変性したと考えられる状態を、作り出す事に成功しま...

昔話(72)-糖尿病(13)-バンティング(3)

『マクラウド』は、成績優秀な2人の学生の『チャールズ・ハーバート・ベスト』と『クラーク・ノーブル』を呼んで、「この研究は、失敗に終わるけど、この方法が、失敗するという事を確かめる必要性はある。少なくとも外科技術を学ぶことは出来る。」と言ったそうです。夏休みを潰されることになるので、2人とも気が進みませんでした。そのため、コインを投げて、助手を決める事になりました。そして、コインを投げて、負けた『ベ...

昔話(71)-糖尿病(12)-バンティング(2)

1921年、『バンティング』は、トロント大学の生理学教授で、炭水化物の権威として世界的に有名な『ジョン・ジェームズ・リチャード・マクラウド』に、緊張しながら、実験をさせてもらえないかと頼んだそうです。しかし、『マクラウド』は、「そのような研究は、何人もの学者がやってきた。研究経験の乏しい君に、できるわけがない。」と取り合ってくれませんでした。中国の黄巾の乱の鎮圧の際、活躍して、ある程度、名を知られ...