昔話(67)-糖尿病(8)-ブルンナー(2)

犬は、元気食欲も良さそうでしたが、『ブルンナー』は、実際にどうなっているかを調べたかったので、飼い主に、「人類にとって、とっても大切な実験だから、犬を提供して下さい。」と再び言いましたが、もちろん、断られました。犬は、放し飼いにされていたのですが、飼い主の家から離れませんでした。でも、『ブルンナー』は、どうしても、あきらめきれなかったので、飼い主に見つからないように、犬に優しい声で呼びかけたり、食...

昔話(66)-糖尿病(7)-ブルンナー(1)

1673年に、スイスの解剖学者『ヨハン・コンラード ・ブルンナー(ブルンネル)』が、「膵は消化機能に重要」という見解に、反論するため、数年に渡り、数頭の犬の膵臓切除実験をしました。そして、犬は、水を多量に飲んで、多量の尿をするのを観察しましが、症状は一過性で完全に回復し、その後、3ケ月から1年生きたので、『ブルンナー』は、「膵は消化機能に必要なし」と考えました。1683年に実験成果を発表しましたが...

昔話(65)-糖尿病(6)- ミンコフスキーとメーリング(3)

『ミンコフスキー』の上司が、糖尿病の大家『ベルナール・ノーナン』だったので、『ミンコフスキー』は、糖尿病をよく知っていました。この発見により、膵臓と糖尿病の関係が分かりました。『ミンコフスキー』は、さらに、調べていく事にしました。数頭の犬の膵臓を摘出すると、数日後から尿糖が出現し、多量の水を飲み、多量の排尿、沢山の食べ物を食べるようになりましたが、次第に痩せていって、衰弱し、最後には死亡しました。...

昔話(64)-糖尿病(5)- ミンコフスキーとメーリング(2)

膵臓を摘出された犬は、そこらじゅうに排尿しました。『ミンコフスキー』は、「ゆっくり観察したいのに、こんなに、落ち着きなく、尿を失敗するのは、しつけが悪いからだ。」と犬の管理者に、苦情を言ったそうです。すると、管理者は、「この犬は、今までは、こんなに沢山の尿をしなかったし、失禁もしなかった。しつけは、もちろん、しっかりしていたし、むしろ良い方でした。手術してから、おかしくなったんです。」と反論しまし...

昔話(63)-糖尿病(4)- ミンコフスキーとメーリング(1)

『ランゲルハンス』が、死亡した翌年の1889年に、ドイツ人の『オスカー・ ミンコフスキー』と『ヨゼフ・ フォン ・メーリング』によって、『ランゲルハンス』が、見つけた細胞の働きが、偶然に発見されました。ある時、『ミンコフスキー』と『メーリング』が、膵酵素の役割について熱く議論していたそうです。『メーリング』は、「膵酵素は、脂肪分解に必要。」と主張しました。しかし、『ミンコフスキー』は、これに反論しま...