昔話(62)-糖尿病(3)-ランゲルハンス

1869年にドイツの医学生だった『パウル・ランゲルハンス』は、教授から、「膵臓の構造を、詳しく調べる。」という研究テーマを与えられたそうです。すると、顕微鏡を使った観察に、非凡な才能を持っていたので、すぐに、9種類の細胞を発見したそうです。そして、食べ物を消化する膵液を作る細胞以外に、周辺の細胞とは異なる染まり方をする膵臓の至る所に見られ、島のように点在している、別の働きを持つ特別な細胞が、ある事...

昔話(61)-糖尿病(2)

最初に、欧米で患者の尿が甘いのを知ったのは、英国国王『チャールズ2世』の主治医の『トーマス・ ウィリス』です。1674年、何を思ったか、好奇心旺盛な『ウィリス』は、患者の尿を舐めて、「患者の尿は、蜂蜜か砂糖で漬け込んだように、素晴らしく甘い。」と言っています。ただ、甘味は、糖を含んでいると考ず、硫黄のせいだと考えたそうです。ちなみに、この甘さが糖だと発見したのは、その100年後のイギリスの内科医『マ...

昔話(60)-糖尿病(1)

『藤原道長』には、糖尿病の遺伝的素因があり、『藤原道長』の叔父『藤原伊尹』は、重症の糖尿病に悩まされ49歳で死亡しています。また『藤原道長』の兄『藤原道隆』も、糖尿病と酒の飲みすぎで死亡していました。ちなみに、『源頼朝』も、「飲水に依り重病。(沢山水を飲む病気)」と関白『近衛実家』の日記に書かれているので、糖尿病だったと考えられています。『織田信長』も、甘党で、水を沢山飲み、頻尿で、糖尿病神経障害に...

昔話(59)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(55)

『後三条天皇』即位の3年前に『藤原能信』が死亡していたので、『後三条天皇』は、感謝の意味を込めて、『藤原能信』の養子『藤原能長 (『藤原能信』の兄『藤原頼宗』の子)』を、内大臣に大抜擢しました。そして、『後三条天皇』は、反摂関家で、『安倍晴明』の先祖『源師房』や『源経長』らを登用して、摂関家の政権独占打破を図り、有能な『大江匡房』や『藤原実政』らの中級貴族などを登用し、積極的に親政を行ったそうです...

昔話(58)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(54)

『後朱雀天皇』が重体に陥った時、『藤原能信』は、『後朱雀天皇』に懇願して、皇子がいない次期天皇『後冷泉天皇』の次は、『尊仁親王』が天皇になるように、約束してもらいました。しかし、『後冷泉天皇』の妃は、『藤原頼通』と『藤原教通』のそれぞれの娘がなっていて、男子が生まれれば、皇太子は、変更されるだろうと周囲の人々は考え、『尊仁親王』や『藤原能信』への眼は、冷たいものがありました。関白を50年間務め、実...