昔話(52)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(48)

『藤原道長』は、豪華絢爛な「法成寺」に住んだそうです。『藤原道長』は、50歳を過ぎた頃から、糖尿病になり、急激に痩せてきて、水をよく飲むようになったそうです。さらに、糖尿病の合併症の白内障になり、視力も悪くなり、当時は眼鏡も無かったので、目の前の人物の顔の判別もできなくなったそうです。それに加えて、胸病(心臓神経症)の持病もあったそうです。そして、死の数日前から背中に腫れ物ができ、苦しくなり、どん...

昔話(51)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(47)

陰陽師の『中原恒盛』が行った「招魂祭」は、生者に対して行う事は、許可されていましたが、死者に対して行う事は、許可されていませんでした。陰陽寮の上官達は、陰陽道の正式文書等に載っていない、死者に対して「招魂祭」を行ったのは、職務行為に反しているのではないか?という事で、罰に問うかどうかを検討する事になりました。陰陽師の『中原恒盛』は、その事を聞いて動揺し、博学で有名な明経博士・主計頭『清原頼隆』に相...

昔話(50)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(46)

『藤原道長』は、陰陽師の『中原恒盛』に、娘『嬉子』の「魂」を呼び戻すための「招魂祭」を行うよう命じました。日本では、人には「魂」があり、お産などで気絶したり、悩み事や病気などで、衰弱した時には、肉体からその「魂」が、遊離すると考えられていました。そのため、古来より、屋根の上で衣を振るなどして、お産や病気などの際に、身体から遊離した「魂」を、招き戻す祭祀「招魂祭」が行われていました。沖縄に住んでいた...

昔話(49)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(45)

『藤原顕光』の娘『延子』は失意のまま、死亡したそうです。『藤原顕光』は、娘の死体を抱いて、大声で泣き叫んだそうです。その後、『藤原顕光』は、『芦屋道満』に命じて、娘『延子』の遺髪を渡して、『藤原道長』を呪詛し、「法成寺」の事件が起きたそうです。そして、『藤原顕光』は、死んだそうです。その後、『藤原道長』の娘『嬉子』は、『後朱雀天皇』に入内し、妊娠したそうです。すると、『藤原顕光』と娘『延子』の怨霊...

昔話(48)(犬-第4話)-藤原氏と陰陽師と天皇(44)

『敦明親王』が、皇太子の地位を、自ら降ると言い出したのです。『藤原道長』が、経済的保障を約束し、天皇になると、色々大変で、自由が利かなくなるので、天皇にならない方が良いという事を納得させ、自ら皇太子廃位するように、しむけたのでした。しかも、『敦明親王』は、『藤原道長』の娘『寛子』を娶り、愛情もそちらへ移りました。そして、かわって皇太子となったのは、『藤原道長』の娘で、『一条天皇』の中宮『彰子』が、...