昔話(17)-藤原氏と陰陽師と天皇(13)

『花山天皇』は、物だけではなく、女性に対しても、美に対する関心があり、熱しやすく冷めやすいタイプでした。天皇になる即位式開始の合図がある前に、高御座の帳を、上げ下げするなどの式典業務をしていた美しい女官『馬内侍』に一目ぼれして、突然、玉座の高御座の帳の中に引き込み、性行為を、はじめました。腰を上下したせいで、即位式用の冕冠についている宝玉や玉佩がぶつかる音がしたそうです。帳が下がっていたので、高御...

昔話(16)-藤原氏と陰陽師と天皇(12)

『藤原元方』の娘『祐姫』が『冷泉天皇』の父親『村上天皇』の長男『広平親王』を生んだので、『藤原元方』は、出世していったそうです。その後、『藤原師輔』の娘『中宮・安子』が、『村上天皇』の次男『憲平親王(冷泉天皇)』を産み、『藤原師輔』の権勢により生後2ヶ月で皇太子に立てられ、『広平親王』の将来は閉ざされました。そのため、『藤原元方』は深く失望し、悶死したそうです。そのため、『冷泉天皇(冷泉院)』に祟...

昔話(15)-藤原氏と陰陽師と天皇(11)

当時、藤原氏は、天皇即位に関して、大きな影響力を持っていました。だから、藤原一族間の争いにより、天皇が代わりました。ちなみに、『花山天皇』は、太政大臣『藤原伊尹』の外孫だったので、叔父の『円融天皇』が即位した時、『円融天皇』の実子がいたのですが、朝廷第一の実力者『藤原伊尹』の力で、次期皇位継承者の皇太子『師貞親王』になり、そして、『花山天皇』になれたそうです。ちなみに、『花山天皇』の父親は、『円融...

昔話(14)-藤原氏と陰陽師と天皇(10)

『花山天皇』と『安倍晴明』は、前世では、共に、大峰(吉野と熊野を結ぶ山脈、修験の山)の行者だったと言われています。以前より、『花山天皇』は、頭痛に悩まされていたそうです。特に、雨が降ると、頭痛がひどくなったそうです。でも、どのような治療を試みても効果はなかったそうです。そこで、『安倍晴明』が占った結果、『花山天皇』の前世の尊い行者だった時の頭の骨が、大峰の山中の岩の間に落ちて、はさまっているので、...

昔話(13)-藤原氏と陰陽師と天皇(9)

『師貞親王(花山天皇)』は、天皇に即位する前に、那智山中で千日修行をしたそうです。しかし、天狗が現われて、様々な妨害をしたそうです。そのため、『安倍晴明』を呼び寄せ、天狗の妨害を防ぐよう命じたそうです。そして、『安倍晴明』が、呪符「セーマン(晴明桔梗、晴明紋、五芒星)」などを使って、岩屋に天狗たちを、封じ込める祈祷をしたので、無事に修行を終えたそうです。それ以降、『花山天皇』は、『安倍晴明』を深く...