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猫が好きなゴリラの話(1)

1971年7月4日、アメリカ合衆国サンフランシスコの動物園に、一頭のメスのローランドゴリラが誕生しました。名前は、『ココ(Koko、本名Hanabi-ko)』。本名は、日本語が由来で、「花火子」と書きます。これは『ココ』の誕生日が、アメリカ独立記念日にあたり、アメリカ独立記念日の時に、アメリカ各地でみられる記念花火から、ついた名前だそうです。生後3ヶ月の時、重い病気にかかり、親元を離れて、人間が育てる事になり...

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猫が好きなゴリラの話(2)

『パターソン』博士は、『ココ』にたくさんの絵本を読み聞かせていました。『ココ』は、特に、「長靴を履いた猫」と「3匹の子猫」という絵本と猫の写真集がすごく気に入って、お気に入りの絵本「3匹の子猫」。猫の絵本を読んでいる所。12歳の誕生日のプレゼントに、ネコをおねだりしたそうです。ゴリラに子猫が飼育できるか、死なせてしまうのではないかと心配されたので、おもちゃのネコをプレゼントしましたが、『ココ』は、...

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猫が好きなゴリラの話(3)

親に育児放棄され、ケアーン・テリア犬に育てられた3匹の子猫が、『ココ』のもとに、連れて来られました。すると、『ココ』は、しっぽのない1匹を選び、『ALL BALL』という名前が付けられました。『ココ』は、抱きかかえたり、体を舐めたりして、可愛がりました。『ALL BALL』を抱きながら、「やわらかい 良い 猫」と手話をしていました。でも、『ALL BALL』が噛みついたり、身を振りほどいて逃げ出したりすると、「いやな 猫」...

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猫が好きなゴリラの話(4)

『ALL BALL』が死んで、しばらくして、心理学の研究者の『ムーリン』が、手話で、『ココ』と話したそうです。『ムーリン』が「このゴリラのぬいぐるみは生きているの、それとも死んでいる?」と聞くと、『ココ』は、「死んでいる さようなら。」と答えたそうです。そして、『ムーリン』は、「ゴリラは死ぬ時、幸せ?悲しい?それとも怖い?」と聞くと、『ココ』は、「眠る。」と答えたそうです。次に、『ムーリン』は、「ゴリラは...

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猫が好きなゴリラの話(5)

新しく来た子の名前は、『SMOKY』。名前の由来は、毛が煙の色をしているからだそうです。『ALL BALL』の兄弟だそうです。『SMOKY』だから、たばこの煙を出すジェスチャーの手話をしています。『SMOKY』は、毎日、『ココ』やスタッフについて回り、なでたり毛づくろいして欲しいとせがんでいました。また、敷地のホリネズミの数を減らすのに、貢献していたそうです。毎晩『ココ』を見回った後、オフィスに上がって夜間の仕事をして...

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猫が好きなゴリラの話(6)

猫好きなのは相変わらずで、今でもスタッフの飼い猫や動物愛護団体の猫たちから、時々、訪問を受けています。誕生日には、必ず猫が遊びに来るそうです。『Ms. gray』が遊びに来ました。頭に猫を乗せるのが好きなので、『Ms. gray』を乗せているところ。『Ms. Gray』、『Ms.Black』とおもちゃで遊んでいる。日本の上から目線の愛護団体が、この事を知ったら、目くじらを立てて、非難すると思います。『ココ』は、アメリカで育ってい...

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酒飲みの祖先

先日、久し振りに獣医師会の会合に出席して、ビールを飲んだ。久し振りのビールだったので、美味しかったです。ビールで、“ヤシのビール”を好む小型哺乳類の事を思い出しました。マレーシアに生息する原始の霊長類と近い関係にあるハネオツパイは、発酵したヤシ「ブルタム」の“ビール”(ビールと同じ位の3.8%ほどのアルコール分)を常習的に飲んでいるそうです。このヤシの果汁生産の最盛期には、醸造所を思わせるような強いアル...

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くしゃみで雨を知らせるサル

「世界自然保護基金(WWF)」の報告によると、ヒマラヤで、2009年から2013年の間に発見された新種は、ランを含む植物133種、魚類26種、両生類10種、無脊椎動物39種、爬虫類1種、鳥類1種、哺乳類1種の計211種だそうです。ちなみに、ミャンマー北部で、「くしゃみで雨を知らせるサル」としてよく知られ、食用として捕獲されていた「 Myanmar snub-nosed monkey (Rhinopithecus strykeri) 」は、シシバナザル...

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不食(4)-焼き肉のタレ

一般的に、事故などで、人間が飲まず食わずで、生き延びられる限界の生死を分けるのは、72時間と言われますが、日本では、「焼き肉のタレで、20日以上生き延びた!」という、有名な事件があります。2006年10月7日に、西宮市職員『打越三敬』さん(当時35歳)が、兵庫県神戸市六甲山頂で、西宮市役所の同僚ら15人と、バーベキューを行ったそうです。バーベキュー終了後、六甲ケーブルの六甲山上駅で、『打越三敬』さ...

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不食(5)-雪の中で-人の冬眠

一般的に、事故などで、人間が飲まず食わずで、生き延びられる限界の生死を分けるのは、72時間と言われますが、2012年2月17日、スウェーデン北部で、幹線道路から1km以上離れた林道の奥で、偶然、スノーモービルで通りかかった男性が、積もった雪の下に、車の屋根があるのに気づき、雪を払って車内を見ると、何かが動いているのが見えたので、すぐに、警察に通報し、警官や救急隊員らによって、車の中に、閉じ込められ...

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不食(6)-未来のための冬眠

アメリカのユタ大学『エリオット・フェリス』らが、特殊な場合ではなくても、人間は、ツキノワクマなどの様に、冬眠ができるのかを研究するために、ジュウサンセンジリス、トビイロホオヒゲコウモリ、ヒメハリテンレック、そして、人間と遺伝子が約97%が共通している霊長類ハイイロネズミキツネザルの4種の冬眠動物について、研究しました。これらの遺伝子を解析したところ、いずれの種も独自に、「並行加速領域」という、非コ...

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不食(7)-ブレサリアン(気食主義者)

真偽はともかく、食物を食べないで、空気と水と太陽の光だけで、生きていると言われている人は、ブレサリアン(気食主義者)と言いますが、世界で10人ほど確認されています。そのうち、一番有名なのは、インド人『Prahlad Jani』です。約70年以上食べ物を、食べていないそうです。ちなみに、以前、インドを放浪した事がありますが、混沌とした世界でした。『Prahlad Jani』は、1929年8月13日に、インドのラージャスター...

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不食(8)-榎木孝明

俳優の『榎木孝明』も、不食を経験したそうです。きっかけは、画家『田中一村』の半生を描いた、映画「アダン」の主演を演じる事が決まった時、『五十嵐匠』監督から、「こんな感じで。」と言って、画家『田中一村』のあばら骨が浮き出た、ガリガリに痩せた写真を見せられた事でした。『榎木孝明』は、痩せるため、固形物を2週間食べず、15kg痩せましたが、感覚が、研ぎ澄まされる経験をしました。その後、インドを旅した時、...

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不食(9)-餓死

スイス人の『Anna Gut』は、そして、『 Prahlad Jani』のドキュメンタリー映画「In the Beginning There was Light」を見て、太陽光のみで生きるという考え方を知りました。その映画は、人間には、本来、食物や水は必要ではなく、スピリチュアルな実践を重ねれば、食物の代わりに、太陽光から栄養を得て生きていると主張していました。『Anna Gut』は、その映画に感銘を受け、その実践手法が、書かれているオーストラリア人の『Ell...

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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、放浪しました。

そして、
海外14カ国を、放浪し、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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