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感染予防(2)-自然発生説(3)-ルイ・パスツール(1)-ワイン

大学の学部長などを歴任していた『ルイ・パスツール』は、酒石酸の性質の解明などの研究で、成果を出していたので、1857年にワインの製造業者から、「最近、ワインが、すぐに腐敗して、味が悪くなるので、その原因を調べてほしい。」という依頼を受け、微生物学の研究に、没頭する事となりました。ワインやビールなどのアルコールが、発酵からできることは、古代から知られていました。当時、酵母は発見されていましたが、発酵...

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感染予防(2)-自然発生説(4)-ルイ・パスツール(2)-微粒子病(1)

フランスは、ヨーロッパでは、絹の産地として知られていました。しかし、1850年代より、フランスでは、微粒子病と呼ばれる病気により、たくさんのカイコが死んで、フランスの養蚕業は、滅亡寸前でした。そのため、1865年、『ルイ・パスツール』は、カイコの微粒子病の研究を、開始することになりました。しかし、『ルイ・パスツール』は、カイコの幼虫が、サナギになることや、幼虫が、糸を吐いて繭をつくって成虫になるな...

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感染予防(2)-ルイ・パスツール(3)-微粒子病(2)

『ルイ・パスツール』は、カイコの微粒子病の研究していましたが、1867年、脳卒中で倒れ、左半身不随になりました。しかし、不屈の精神で、研究を続け、左手で、フラスコを持つ時は、右手で左手の指を激痛に耐えながら、一本ずつ開き、つかんだそうです。そして、微粒子病は、微胞子虫(Nosema bombycis )の感染ということを、発見しました。そのため、顕微鏡でよく調べて、微胞子虫(Nosema bombycis )に感染した成虫が、産...

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感染予防(2)-ルイ・パスツール(4)-家禽コレラ

当時、フランスでは、家禽コレラと言う感染症で、大量のニワトリが死亡し、困っていました。生化学者・細菌学者『ルイ・パスツール』は、微生物学者『Charles Chamberland』と、生化学者・細菌学者『ルイ・パスツール』は、医師では、なかったので、解剖や病人の診察などをした事がなく、医学の知識も乏しかったので、若き医師『Pierre Paul Émile Roux』を迎えて、家禽コレラの研究を、開始しました。ちなみに、微生物学者『Charl...

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感染予防(2)-ルイ・パスツール(5)-炭疽菌(1)-2人のライバル(1)

1876年に、ライバルの医師、細菌学者『ロベルト・コッホ』が、家畜の感染症で、人にも感染する人獣共通感染症で、致死率が高い炭疽症の原因が、炭疽菌(Bacillus anthracis)である事を発見したので、それに刺激を受けて、1877年より、『ルイ・パスツール』は、炭疽菌(Bacillus anthracis)について、研究を開始しました。そして、『ルイ・パスツール』が、炭疽菌を牛に接種する実験をしていた時、ほとんどの牛が、炭疽病を発...

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感染予防(2)-ルイ・パスツール(6)-炭疽菌(2)-2人のライバル(2)

当時、『ルイ・パスツール』、微生物学者『Charles Chamberland』、医師『Pierre Paul Émile Roux』らは、炭疽菌(Bacillus anthracis)を、空気にさらしたり、42℃で放置したり、ネズミなどの動物に接種したりなど色々な事をしていましたが、うまくいきませんでした。しかし、獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』の石炭酸処理法を聞いてから、方針転換し、獣医師『Jean Joseph Henri Toussaint』が、使用していた石炭酸で、処理...

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感染予防(2)-狂犬病(10)-ルイ・パスツール(13)-ルイ・パスツールの残した言葉

『ルイ・パスツール』は、「すべての生物は、生物から発生する。微生物も例外ではなく、微生物の発生には、親となる微生物が必要である。健康な人の血液、口腔内、腸など内臓などの組織は、無菌だ。1つの種類の微生物は、1つの特定の病気をもたらす。微生物が、体の中に入れば、感染症になる。だから、外にいる病原体の微生物が、体の中に入らないようにするだけで、感染症には、ならない。」と言って、当時の世界の常識だった「...

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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

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