記事一覧

愛犬物語-第8話-『井伊直孝』の犬

招き猫で有名な、『井伊直孝』は、犬の話もあります。『井伊直孝』は、井伊家の家老『庵原主税助』が手柄を立てたので、褒美として自分の愛犬を、「この犬は非常に忠実な犬だ。可愛がればなつくので、大事に育ててくれ。」と言って、与えたそうです。そして、『庵原主税助』は、その犬を大切に育てたそうです。その後しばらくして、『井伊直孝』は、久しぶりに元自分の愛犬に会いたいと思い、用事もあったので、『庵原主税助』宅を...

続きを読む

愛猫物語-第2話-井伊直孝とひこにゃん

滋賀県彦根市のゆるキャラの『ひこにゃん』のモデルは、招き猫だそうです。 招き猫の由来はいろいろありますが、そのうちの一つは、東京都世田谷区の「豪徳寺」だと言われています。江戸時代、彦根藩2代目藩主『井伊直孝』が、鷹狩りの帰り、小雨が降ってきたので、木の下で、雨宿りをしていたそうです。すると、そこへ、1匹の白い猫が来て、手招きをする様な仕草をしたので、気になって、行って見ると、白い猫はそのまま、近所...

続きを読む

ベトナムと猫(2)

「ココナッツ(ズア)教」は、『グエン・タイン・ナム(DaoDua)(阮盛南)』が、1963年に創設しました。1909年にベトナムで生まれた教祖『グエン・タイン・ナム(DaoDua)』は、大金持ちで、フランスに留学した後、 仏教の素晴らしさを認識し、その後、仏教修行を19年しました。外国に行って、自国の素晴らしさに気が付くという事は、よくあります。自分も海外に行って、日本の治安の良さや医療の保険制度の良さ、食事の...

続きを読む

ベトナムと猫(1)

アメリカ政府は、犬の『Stubby』軍曹のように、猫も役に立つのでは?と考え、ベトナム戦争の時、兵士の夜間誘導に、猫を起用する計画を、考えたそうです。そして、軍と動物の訓練士が協力して、猫にハーネスを付け、夜間、兵士たちと共に、ベトナムのジャングルの中で、1ヶ月演習を続けたそうです。そして、報告書が作成されました。前進せよと命令された時は、猫たちの誘導により、あらゆる方向に散らばる事が、分かりました。猫...

続きを読む

愛犬物語-第7話-『スタビー軍曹』の活躍(2)

『Robert Conroy』兵卒は、愛犬『Stubby』を、コートに隠して、軍艦ミネソタに乗船しました。そして、燃料タンクの陰で飼育していました。しかし、司令官が、『Stubby』を見つけ、激怒しましたが、部隊の人達たちの嘆願や、『Stubby』が、得意技の敬礼するのを見て、司令官は、ニコッとし、部隊に所属する事を認められました。そして、1918年2月、フランス北部の戦地に駐留した直後、突然、敵からの毒ガス砲攻撃を受け、『Stu...

続きを読む

愛犬物語-第7話-『スタビー軍曹』の活躍(1)

祖父母のいる福岡に行った時、『田河水泡』先生の漫画『のらくろ』全10巻があったので、よく読んでいました。『のらくろ』は、野良犬の『野良犬黒吉(のら山黒吉)』が、猛犬連隊に入隊して、活躍して、二等兵から大尉まで昇進し、その後、喫茶店の店主になるという話です。『のらくろ』は、漫画ですが、実際に、野良犬が、入隊して、戦争で活躍し、軍曹まで昇進したという話があります。その、野良犬の名前は、『スタビー軍曹(S...

続きを読む

愛犬物語-第6話-シェルターから保護された犬

シェルターから保護された、1匹のオスのゴールデンレトリバー。とても人懐こい性格だったゴールデンは、新しい家族とも、すぐに仲良くなることができました。しかし、ゴールデンは、夜、寝室にいる飼い主さん達の姿を、寝室の柵側から、ずっと、見つめていたそうです。最初は、新しい環境に、緊張しているだけだと考えた飼い主さんも、この行動が毎晩続いたので、心配になりました。そのため、不安を少しでも減らしてあげられるよ...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(6)

現在、『John Dolan』は、路上生活はしていませんが、原点という事で、創作活動は、路上で行っているそうです。描き始めた頃の絵は1枚1700円ほどでしたが、今では、1枚数万円、大きいものでは70万円もの値がつくそうです。そして、売り上げの一部は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指し、ホームレスが販売するストリート新聞を発行している「The Big Issue」などに、寄付をしているそうです。『John Dolan』は、...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(5)

2012年、『John Dolan』の所に、ロンドンの大物アーティストの『Citizen Kane』が来て、「噂を聞いて、君の絵を見せてもらったけど、街の隅々まで驚くほど精巧に描かれていて、人を惹きつける魅力があるので、君のファンになった。無名の新人を抜擢するのは、初めての事だけど、今度、 ロンドンで活躍しているアーティストを集めて、大きな展覧会をやろうと思っているんだが、そこに、君も是非参加してもらえないかな?」と声...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(4)

次第に、『John Dolan』が、絵を描いている姿が、街で馴染みの光景となり、興味を持った写真家が、『John Dolan』と『George』の姿を撮影しました。すると、愛嬌たっぷりになった『George』は、次第に街の人気者になり、次々と人々が、『George』を撮影に来て、お金入れに、お金を入れてくれるようになりました。でも、『John Dolan』の絵は売れませんでした。『John Dolan』は、それまで風景しか描いたことのなかったのですが、『...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(3)

ある時、小銭を入れる容器を『George』の前に置くと、足を止めて、お金を入れてくれる人が、多くなる事に気が付きました。『John Dolan』は、勉強が苦手でしたが、唯一、学校の教師から褒められたのが、絵を描くことでした。『John Dolan』は、学校時代、褒められたことを思い出し、また、行き交う人の顔を見るのが、恥ずかしかったので、スケッチしていると、紙を見るだけでいいので、『George』と一緒に路上で物乞いをしながら、...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(2)

『John Dolan』は、肩の荷が下りたと思い、『George』をその人に譲ろうとした時、ふと、大人の勝手で、振り回された子供の頃の自分と重なって、自分も同じことをしていると気づいたそうです。そして、その申し出を断り、『George』の事を理解し、良い飼い主になろうと決心したそうです。心を入れ替えた『John Dolan』は、見なしだみを整えることから始めました。そして、長年断ち切ることのできなかったドラッグを、辞める決意をし...

続きを読む

愛犬物語-第5話-ホームレスの人生を変えた犬の『George』(1)

『James Bowen』と『Bob』の話の3年後に起きた、犬で、人生が劇的に変わった人の話をします。それは、『James Bowen』と同じくイギリスに住む「ジョンとジョージ、私の人生を変えた犬」の著者『John Dolan』です。イギリスのロンドンには、『James Bowen』のように、様々な理由で、ホームレスとなっている人が多くいます。左から前回の主人公の愛猫『Bob』と『James Bowen』、そして今回の主人公『John Dolan』と愛犬『George』『...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(8)

ちなみに、『James Bowen』は、『Bob』の名前の由来について、「最初、『Bob』は、怒ったと思う優しくなったりと、感情の起伏が激しかったんだ。ちょうどその時、TVドラマ「ツイン・ピークス」を見ていて、登場人物の感情の起伏が激しいキャラクターの弁護士『Leland Palmer』に、とり憑く悪の化身『Killer Bob』を見て、ピンときて、これだ!と思ったんだ。」と言ってニヤリとしました。ちなみに、you tubeに『James Bowen』と...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(7)

出版社が、『James Bowen』と『Bob』の事を知り、『Bob』との話についての本を書いては?と提案してきました。そして、本は出版と同時に、イギリスで80万部以上の大ヒットとなり、世界28各国以上に翻訳されました。『James Bowen』の話は、「A Street Cat Named Bob 」というタイトルで、映画化されたそうです。ちなみに、映画には、『Bob』が出演しているそうです。『Bob』の出演料は、『Bob』の大好物の「Whiskas」の猫用ミ...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(6)

『James Bowen』は、『Bob』と演奏後、ハイタッチをしてました。すると、「共演パフォーマンス」が「you tube」で紹介され、話題となりました。ちなみに、実は、オーストラリアにいる時に、分かったのですが、ハイタッチは、日本でしか通じません。5本の指を合わせる事から、英語では、「high five」と言って、ハイタッチしようとは、英語では、「Give me five 」と言うそうです。とにかく、海外では、ハイタッチではなく、「hig...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(5)

『Bob』を見ていると、逃げちゃダメと言っているように思え、思い切って、「BIG ISSUE」の販売本部に行きました。「BIG ISSUE」の販売本部で説明すると、誤解は解けましたが、呼び出しを無視し、逃げていたので、罰として、数週間販売する時間を制限するというものでした。『James Bowen』は、販売資格を取り上げられると思っていたので、安心したそうです。ちなみに、「BIG ISSUE」は、割り当てられた場所で、IDカードを提示...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(4)

『James Bowen』は、精神的に不安定な状態になりかけていましたが、『Bob』との生活を守るため、自暴自棄にならず、「BIG ISSUE」という雑誌の販売員を始めました。「BIG ISSUE」は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指し、ホームレスが販売する「BIG ISSUE」という雑誌を発行しています。ちなみに、イギリス女王エリザベス2世は、「BIG ISSUE」を、購入した事があるそうです。「BIG ISSUE」の事務所は、イギリス以外...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(3)

そして、『Bob』との共同生活が始まり、『James Bowen』とバスに乗るのも一緒、路上ライブをする時も一緒となりました。でも、奇妙な格好をした男が驚かしてきた時とロットワイラー犬に襲われそうになった時だけは、『Bob』は逃げ出して、『James Bowen』と離れ離れになったそうです。『James Bowen』は、2時間以上あらゆるところを探したけど見つからず、探す場所もなくなり、「もう戻ってこないかもしれない」と落ち込んで、家...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(2)

猫は、翌日も同じ場所にいたので、気になって調べてみると、去勢していないオスで、首輪や名前の入ったタグは見当たらず、脚と腹部が化膿して、腫れあがって、脚を引きずっているのが、わかりました。当時の、『James Bowen』の1ヶ月の収入は、路上ライブ代も入れて、3千円位でした。その上、麻薬中毒の更正プログラムを受けていました。でも、ネコ好きだった『James Bowen』は、痛々しい猫を見捨てることができず、とりあえず部...

続きを読む

愛猫物語-第1話-ホームレスの人生を変えた猫の『Bob』(1)

以前、TV『水戸黄門』のモデル『徳川光圀』が、『伯夷』と『叔斉』の話に感銘を受け、生き方を変えたという話や、古着屋の娘『お蘭』や八百屋の娘『お玉』が、将軍の生母となり、大きく人生が変わった話をしました。動物でも、人生は変わります。以前、ネズミ(ヒーローラッツ)で、人生が、変わった人の話をしましたが、人生を変えた動物は、他にもいます。今度は、動物との出会いで、人生が、大きく変わった人の話をします。まず...

続きを読む

カメの甲羅の進化

今までは、2億1千万年前に生息していた「プロガノケリス(Proganochelys)」が、最古のカメとして知られていました。「プロガノケリス」は、ヨーロッパやタイで化石が発見されていて、完全な甲羅を持ち、全長約1m、甲長約60cmと、カメとしては大型で、頸椎は八個で現生種と共通で、尾の先端は骨質の鞘で覆われ、棍棒の様になっていました。体の構造から、食性や生活は、現在の陸ガメと同じように、陸に住んで、草食性であ...

続きを読む

失明したラットの回復方法

横浜市立大の高橋琢哉教授らは、ラットが視覚を失うと、ひげの機能が向上する事を発表した。視覚を失うと、外界の情報を得るのに重要なひげに関連する脳内の情報伝達が盛んになる事を、分子レベルで突き止めました。ラットのひげは人間で言うと、手で外界の情報を調べるのに近い機能を持ちます。視覚を失っても、残された感覚の機能が向上して障害を補うメカニズムが分かったことで、感覚機能を失った人のリハビリ効果を高める薬の...

続きを読む

胎盤のある魚

動物の常識や法則がある。例えば、ベルグマンの法則「恒温動物の同じ種は、寒冷な地域に生息するものほど体が大きくなる。」アレンの法則「同じ種では、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる。」というものや、同じ種の毛色では寒冷な地域に生息するものほど淡くなり、暖かい地域に生息するものほど濃くなる。島に住む動物は、小さくなるなど…。でも、学校で習った基本的な事でも例外がある。...

続きを読む

寄生虫の野望(7)-トキソプラズマ(4)

トキソプラズマに感染している人間の行動は、同じ特性が、認められたそうです。男性は、内向的で、疑い深く、反抗的になり、女性は、信頼性があり、従順な傾向になるそうです。そして、感染者には、反応時間が、遅いという特徴が認められました。2011年に行われた調査では、トキソプラズマに感染している男性は、感染していない男性よりも、ネズミと同じく、ネコの尿のニオイに、好意的な反応を示したそうです。ただし、感染し...

続きを読む

寄生虫の野望(6)-トキソプラズマ(3)

トキソプラズマは、ネズミだけではなく、人間も影響を受ける事があります。チェコの進化生物学者Jaroslav Fregr博士は、「トキソプラズマは、人間も含めて、動物の脳をコントロールしている。」という学説を、主張しました。  何故なら、1990年、Fregr博士の同僚の研究者が、トキソプラズマの新たな診断テストを開発したので、Fregr博士が、試験に参加しました。その結果、Fregr博士が、トキソプラズマに感染している事が分か...

続きを読む

寄生虫の野望(5)-トキソプラズマ(2)

スウェーデンのカロリンスカ研究所感染症学センターのAntonio Barragan博士たちが、マウストキソプラズマの寄生場所を調べた結果、トキソプラズマを殺すはずの樹状細胞に、寄生している事を発見しました。白血球の1種の単球が、組織内に移動するした後、免疫力を高める樹状細胞に変化しますが、トキソプラズマが、その樹状細胞の中で、神経伝達物質であるGABA(ガンマ・アミノ酪酸)を作り、同じ樹状細胞の外側にあるGABA受容体を...

続きを読む

寄生虫の野望(4)-トキソプラズマ(1)

哺乳類も寄生虫に、コントロールされることがあります。1908年に、北アフリカの国々に生息する齧歯目のアトラスグンディの脾臓から、原虫のトキソプラズマが初めて発見されました。ちなみに、トキソプラズマの学名 (Toxoplasma gondii)の、gondiiは、アトラスグンディが由来だそうです。トキソプラズマは、ネコやネズミだけでなく、ネコの糞などを介して、人間も含めて、哺乳類や鳥類などほぼ全ての温血動物脊椎動物に寄生し...

続きを読む

寄生虫の野望(3)-コマユバチ(2)

コマユバチのカリヤコマユバチは、トウモロコシの害虫アワヨトウの幼虫に、産卵管を刺し、数秒で、約40-100個の卵を産み付けるそうです。そして、カリヤコマユバチの卵巣から、アワヨトウの幼虫が持つタンパク質と構造がよく似たタンパク質が分泌され、卵を包むそうです。そのため、異物と認識しないので、自分の細胞として認識するので、免疫系が働かないと推測されています。その上、約1億年前にコマユバチの染色体に、ポ...

続きを読む

寄生虫の野望(2)-コマユバチ(1)

コマユバチは、世界で5千種以上、日本で3百種以上いて、全ての種が、ほかの昆虫に寄生する寄生蜂だそうです。コマユバチのブードゥー・ワスプは、シャクガの幼虫に、産卵管を刺し、約80個の卵を産み付けるそうです。体内で孵化したブードゥー・ワスプの幼虫は、生きているシャクガの幼虫を少しづつ食べて、成長して、ブードゥー・ワスプの幼虫が、シャクガの幼虫の体内から出て、蛹になるそうです。しかし、シャクガの幼虫は、...

続きを読む

寄生虫の野望(1)-ロイコクロリディウム

寄生虫に、宿主が支配されることがあります。有名なところでは、映画「パラサイト・イヴ」でも紹介されていた吸虫のロイコクロリディウム(レウコクロリディウム)。ロイコクロリディウムは、終宿主の鳥で卵を産み、中間宿主のカタツムリで成長するそうです。まずは、鳥の糞の中にロイコクロリディウムの卵があり、カタツムリに食べられるのを、じっと待っています。カタツムリに食べられると、カタツムリの体内でふ化し、成長して...

続きを読む

キツネの話(6)

スターリン独裁時代のソ連は、遺伝子の存在を認めなかったそうです。何故なら、「生まれつき決まっている。」という遺伝子の存在を認めてしまったら、人は努力をしなくなってしまうと恐れたからだそうです。遺伝子の概念は、ソ連の思想や国体を脅かす存在だったそうです。そのため、キツネの遺伝子研究は、途中で中断を余儀なくされたそうです。そして、スターリンに重用された農学者Trofim D. Lysenkoが、『ロシア科学アカデミー...

続きを読む

キツネの話(5)

子供は、色々なものに興味を持ち遊びます。「エリート」キツネは、成獣になっても人と遊び、きゃんきゃん鳴き、名前を呼ぶと何処にいても、飛んで来るそうです。こうした「子供の特質」は、「知性」を発達させるために有効です。子供の内は、驚くほど早く色々な新しい物事を吸収していきます。実際、人間の赤ちゃんの知的進化を見れば明らかです。子供のうちなら、複数の外国語でも、すぐに習得します。しかし、警戒心の無さが、天...

続きを読む

キツネの話(4)

「新世代のキツネ」のホルモンを調べたところ、 「野生のキツネ」と比べて、「セロトニン」が、飛躍的に高くなり、「アドレナリン」が、格段に低くなっていることが分かりました。「セロトニン」は、幸せホルモンとも呼ばれ、安定した精神状態を保つ神経伝達物質です。ちなみに、犬猫の不安な状態を改善する時に投与する事もあります。「アドレナリン」は、攻撃ホルモンとも呼ばれ、心拍数を上げたり、表皮の血管を収縮し、興奮状...

続きを読む

キツネの話(3)

「エリート」は、生後1ヶ月頃から、「人間馴化」の兆候を示したそうです。「エリート」の割合は、交配10代目で18%、交配20代目で35%、現在は70-80%と、交配が進むにつれ、「エリート」の割合が増えていったそうです。そして、8-10代目で、毛色の変化が現れました。特に顔面に白い毛の色の部分が見られたそうです。そして、耳が垂れたり、青い目になったりと形態の変化が起きたそうです。そして、15-20代...

続きを読む

キツネの話(2)

キツネと人間との接触は給餌の時だけで、人間による訓練は一切行わなかったそうです。 そして、顔の前に手を出しても、噛みつかない攻撃性の低い個体を掛け合わせて、「従順なキツネ」に品種改良していったそうです。ちなみに、動物園勤務の時、保護されたキツネを、飼育した事がありますが、野生のキツネ」は、警戒心が強く、人間に対して攻撃的でした。そして、研究所では、形態ではなく、性格を重視した交配を重視し、最初に、...

続きを読む

キツネの話(1)

動物園勤務の時は、秋田市民の皆さんの前で色々な話をしていましたが、動物園を辞めてからは、沢山の人の前で、話す機会はありませんでしたが、秋田市役所の依頼で、久しぶりに犬猫から野生動物まで色々な動物の話をしました。コンパニオンアニマルを語るには、野生動物が人に飼われるまでの歴史が大切だと思います。その事を知らない、動物を人間が愛護してやるという上から目線の、ある社団法人には、系統だった考えが、面白くな...

続きを読む

ワニvsヘビ

 ナショナルジオグラフィックによると、 南米コロンビアで、フロリダ大学の研究者が、6000万年前の新種のワニ「Cerrejonisuchus improcerus」の化石を発見したそうである。大きさは2m。 2mもあれば、無敵なようだが、上には上がいる。 ワニの化石の近くで、同時代の地層から、「Titanoboa cerrejonensis」というヘビの化石も見つかった。推定で、体長13mで体重1140kg以上と超巨大でティラノサウルス並。体の...

続きを読む

カラス対策

最近、東京都では、絶滅危惧種の渡り鳥コアジサシをカラスから守るため、ミツバチの巣箱を置く実験を始めた。黒色のものを攻撃するというハチの特性をいかし、卵やひなを狙うカラスを近づかせないのが狙い。ミツバチを飼うようになってからはカラスを見かけなくなったという。現在、この場所のコアジサシの巣は約2万匹のミツバチによってパトロールされているという。 大森山動物園勤務時代、カラスが、展示動物の毛をむしったり...

続きを読む

火星から来たアリ

 アマゾンは常に新種が見つかる可能性が高い。2008年に、テキサス大学の学生が、ブラジルのマナウスで、新種のアリを発見した。 働きアリとみられる個体が1匹見つかっただけ。(この流れは、オーストラリアで、3匹見つかり、その後40年間見つからなかった幻の化石アリのアカツキアリに似ている。)DNA分析の結果、主要なアリの系統から1億年以上前に、分岐した種の唯一の生き残りであると分かった。 色白で目を持たな...

続きを読む

愛犬物語-第3話-播州犬寺物語(2)

『枚夫』は2頭の愛犬に「戦場で死ぬのは仕方がない。でも、あのような者に、ここで殺されるのは、末代までの恥。そのような事は、耐えられない。だから、自分が死んだら、誰にも見つからないように、 自分の死体を全部食べてくれ。」と頼んだそうです。すると、2頭は留守居の方に走り出し、1頭は、留守居の持っていた弓の弦を噛み切り、もう1頭は留守居の喉に噛みつき殺したそうです。その後、『枚夫』は妻を追い出したそうで...

続きを読む

愛犬物語-第3話-播州犬寺物語(1)

その昔、「蘇我入鹿」の召集に応じて兵庫県神崎に住む『枚夫(牧夫)(枚夫長者)』が、 都に出征しました。しかし、『枚夫』が不在の間に、妻と留守居が不倫関係となったそうです。 『枚夫』は、役目が終わったので、家に戻って来たそうです。無事に戻って来たうえ、手柄をたてたので、その夜は、宴会になりました。その時、留守居が明日、気分転換に山歩きをしようと誘ってきました。そして、翌日 『枚夫』は、白い雄犬と黒い雌...

続きを読む

愛犬物語-第2話-丁未の乱(2)

アフガニスタンのタリバン政権との戦争の時、乗っていたヘリコプターが攻撃され、米海軍特殊部隊シールズの下士官Jon Tumilsonが戦死しました。葬儀はアイオワ州で行われたそうです。その葬式の時、棺の前で横たわり、その場を離れようとしなかったのは、戦地での軍用犬であり親友だったラブラドールのHawkeyeでした。床にいるのが、Hawkeye。軍友のNikki Virgilioは、「Hawkeyeは軍用犬でしたが、それ以上にJon Tumilsonの親友で...

続きを読む

愛犬物語-第1話-丁未の乱(1)

映画にもなった漫画家 村上たかし氏の『星守る犬』を読んで、『日本書紀』に書かれている犬の話を、思い出したので、その話をします。今から1400年位前、仏教派と神道派との権力闘争のため、蘇我氏と物部氏が戦った『丁未の乱』時に、それは起こりました。激しい戦いでしたが、仏教推進派の蘇我氏が勝ちました。 物部氏に仕えていた『捕鳥部万(鳥取部万)(捕鳥部萬)』は、 普段は、朝廷に献上するため、愛犬の白い犬と一緒...

続きを読む

クローン動物(9)ーがん探知犬(8)

皮膚細胞は多種多様な揮発性有機化合物(VOC)を、放出していることが知られています。それらの多くは匂いのある物質であるため、がん、 遺伝子疾患、ウイルス・細菌感染などによって、化合物の組成が変わることで匂いも変わると考えられ、病気の診断に利用できる可能性が考えられています。 フィラデルフィアにあるモネル化学感覚研究所のGeorge Preti博士らにより、人の健康なメラニン細胞と皮膚癌のメラノーマから放出されるVOC...

続きを読む

クローン動物(8)ーがん探知犬(7)

漆畑社長は、幼い時に一命をとりとめてから、嗅覚が敏感になったそうです。そして、お姉さんをがんで亡くされ、看病したときにお姉さんの臭いが、変化したのを感じたそうです。そして、がんを臭いで診断する「がん探知犬」に、興味を持ったそうです。そして、現在は「マリーン」に負けないようながんの臭いを判定する機械の「人工鼻」も研究中だそうです。その話は、後で…。韓国のRNL Bio社によると、クローン犬は、日本に送られて...

続きを読む

クローン動物(7)ーがん探知犬(6)

そのため、日本の株式会社シームスが、ソウル大学の李柄千(Lee Byeong-Chun)教授率いるクローンチームと韓国のRNL Bio社に、「がん探知犬マリーン」のクローン犬の育成を要請したそうです。そして、「がん探知犬マリーン」の採取した皮膚をもとにして、クローン犬4頭の作成にも成功したそうです。ちなみに、株式会社シームスは、再生医療や香りの力を使った商品を、開発しているユニークな会社です。例えば、お菓子屋の店頭で甘...

続きを読む

クローン動物(6)ーがん探知犬(5)

また、宮下教授と日本医科大学乳腺科の飯田信也准教授と共同で実施した乳がんの研究においても、「マリーン」は初期から末期までの、乳がん由来の尿サンプル50例あまりについて、全て嗅ぎ当てましたそうです。ただし、一方、乳腺の良性疾患数例については1例のみ、「マリーン」はがんと判断したそうです。この1例は急速に増大し臨床的にも乳がんとは、区別が難しい良性腫瘍だったそうです。一方、多くの健常人のサンプルについ...

続きを読む

クローン動物(5)ーがん探知犬(4)

その訓練方法は、がん患者由来の尿サンプルの臭いを、事前にかがせて覚えさせた後に、がんサンプルとコントロールサンプルとを、見分けさせる訓練を何度も繰り返し行うそうです。ほめられるとやる気が出るので、がんサンプルを嗅ぎ当てたときには、テニスボールを使って遊ぶという「報酬」を与えているそうです。このようにしてがん由来のサンプルとそうでないものを見分ける能力を、身につけさせたそうです。そして、がんを探知す...

続きを読む

クローン動物(4)ーがん探知犬(3)

「がん探知犬」を研究している日本医科大学の外科学の宮下正夫教授によると、「「がん探知犬」は、人間の呼気や尿の匂いを嗅ぎ、早期がんでも非常に高い精度で、30種類以上のがんの匂いを嗅ぎ分けることが、研究成果から明らかになってきました。その研究成果が、医学学会において発表され、科学的にも認知されるようになりました。」とのこと。そして、宮下教授と千葉県の「セントシュガーがん探知犬トレーニングセンター」の佐...

続きを読む

最新記事

プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館・動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北・沖縄の
動物病院で勤務しました。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。
詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

高校時代、
筆記試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、
時には、歴史の時は、
現地調査までしていたので、

回答欄のスペースでは、不足したので、
裏まで、時には2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、高校の時は、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、自分だけ白紙が、
2枚配られていました。

先祖が笛が得意だったのと、
子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、話し言葉などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

知らせてもらえれば、
嬉しいです。

検索フォーム